欧州
若宮外務副大臣のフィンランド及びスウェーデン訪問(結果)
令和元年12月20日
12月13日から16日にかけて,若宮外務副大臣はフィンランド及びスウェーデンを訪問したところ,同訪問の概要は以下のとおりです。
1 フィンランド訪問
(1)ヴィッレ・スキンナリ・フィンランド共和国・開発協力・外国貿易大臣への表敬

13日午後,若宮副大臣は,ヴィッレ・スキンナリ・フィンランド共和国・開発協力・外国貿易大臣(Mr. Ville SKINNARI, Minister for Development Cooperation and Foreign Trade, Ministry for Foreign Affairs, Republic of Finland)を表敬しました。若宮副大臣からは,フィンランド日本友好議連会長も務めた経験のある同大臣に対し,これまでの日フィンランド関係強化への尽力に感謝を伝えました。また,日フィンランド外交関係樹立100周年の本年,両国で様々な行事が行われたことを評価しつつ,来年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会が両国の友好関係を促進することを期待する旨述べました。スキンナリ大臣からは,同100周年行事の成功を含む二国間友好関係の発展に対する日本政府の貢献について,感謝が示されました。
両者は,二国間経済関係強化について意見交換を行いました。若宮副大臣からは,東日本大震災からの復興が日本の最重要課題の1つであり,EUの輸入規制撤廃に向けた引き続きの協力を要望しました。
両者は,二国間経済関係強化について意見交換を行いました。若宮副大臣からは,東日本大震災からの復興が日本の最重要課題の1つであり,EUの輸入規制撤廃に向けた引き続きの協力を要望しました。
(2)マッツ・ロフストロム・フィンランド・日本友好議員連盟会長との会談

13日午後,若宮副大臣は,マッツ・ロフストロム・フィンランド・日本友好議員連盟会長(Mr. Mats LÖFSTRÖM, Chairperson of Finland-Japan Parliamentary Friendship Group)と会談を行いました。若宮副大臣からは,友好議連会長としての日フィンランド関係強化への尽力に対する感謝を述べました。ロフストロム議員からは,日フィンランド関係は政府だけでなく,民間企業や一般の人々にとっても重要であり,更なる関係発展に向けて協力していきたい旨述べました。
両者は,文化や経済分野における両国の関係について意見交換を行い,その強化に向けて引き続き協力していくことを確認しました。
両者は,文化や経済分野における両国の関係について意見交換を行い,その強化に向けて引き続き協力していくことを確認しました。
(3)日フィンランド外交関係樹立100周年クロージング・レセプション

13日夜,若宮副大臣は,在フィンランド大使館主催の日フィンランド外交関係樹立100周年クロージング・レセプションに出席しました。本件レセプションは,両国の外交関係樹立100周年を締めくくり,1919年以来築き上げてきた良好な二国間関係を祝福する趣旨で行われました。
フィンランド側からは,マッツ・ロフストロム友好議連会長,マッティ・ヘイモネン・フィンランド外務省儀典長,ユッカペッカ・カイヒラハティ・フィンランド外務省米州アジア局次長,マルケッタ・フォッセル・フィン日友好協会会長等が参加しました。
若宮副大臣は,同レセプションの挨拶において,両国の外交関係が樹立してから100周年の成功を祝い,新たな100周年に向けて,末永く両国が課題を共に乗り越え,関係を発展させていくことへの期待を述べると共に,周年行事に尽力された方々への感謝を伝えました。
フィンランド側からは,マッツ・ロフストロム友好議連会長,マッティ・ヘイモネン・フィンランド外務省儀典長,ユッカペッカ・カイヒラハティ・フィンランド外務省米州アジア局次長,マルケッタ・フォッセル・フィン日友好協会会長等が参加しました。
若宮副大臣は,同レセプションの挨拶において,両国の外交関係が樹立してから100周年の成功を祝い,新たな100周年に向けて,末永く両国が課題を共に乗り越え,関係を発展させていくことへの期待を述べると共に,周年行事に尽力された方々への感謝を伝えました。
2 スウェーデン訪問
(1)ヤン=オロフ・リンド・スウェーデン国防副大臣との会談

16日午前,若宮副大臣は,ヤン=オロフ・リンド・スウェーデン国防副大臣(Jan-Olof Lind, State Secretary to Minister for Defence, Kingdom of Sweden)と会談を行いました。若宮副大臣からは,法の支配を始めとする基本的価値を共有するスウェーデンとの間で,防衛分野を含む幅広い分野での協力を進め,ともに平和のために貢献していきたい旨述べました。
両者は,北朝鮮情勢等のアジアや欧州の地域情勢や,安全保障上の新たな課題に関する意見交換を行いました。リンド副大臣から,スウェーデンは安全保障上の課題を日本と共有しており,価値観を共有する日本と協力や意見交換を継続し,発展していきたいとの期待が示されました。
両者は,北朝鮮情勢等のアジアや欧州の地域情勢や,安全保障上の新たな課題に関する意見交換を行いました。リンド副大臣から,スウェーデンは安全保障上の課題を日本と共有しており,価値観を共有する日本と協力や意見交換を継続し,発展していきたいとの期待が示されました。
(2)ヤン・エリアソン・ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)理事長との会談

16日午前,若宮副大臣は,ヤン・エリアソン・ストックホルム国際平和研究所理事長(Ambassador Jan ELIASSON, Chair of the SIPRI Governing Board)と会談を行いました。若宮副大臣からは,エリアソン理事長に対し,SIPRIの国際平和のための研究への貢献を評価し,今後とも協力を進めていきたい旨述べました。エリアソン理事長から,SIPRIの歴史や活動内容につき説明がなされました。また,安全保障の概念が包括的に理解される今日において,日本が人間の安全保障のイニシアティブを取っていることに関する敬意が示されました。
エリアソン理事長の求めに応じ,若宮副大臣から日本の外交・安全保障政策の概要と課題につき説明を行いました。その後,両者は,北朝鮮を含む東アジア情勢,軍縮・不拡散,欧州安保情勢,新しい安全保障分野等につき意見交換を行いました。若宮副大臣から,民主的価値が挑戦を受け,新しい性質の安全保障上の課題に対処する必要がある中で,日本とスウェーデンのような価値観を共有する国々が,政府やシンクタンクや様々なレベルで信頼関係を構築し,緊密に協力する必要性を述べました。エリアソン理事長から,そうした必要性について同意が示されるとともに,民主的価値を基盤に発展してきた日本が,欧州や米国とともに多国間主義,自由や寛容といったリベラルな価値を掲げていくことにつき,高い期待が示されました。
エリアソン理事長の求めに応じ,若宮副大臣から日本の外交・安全保障政策の概要と課題につき説明を行いました。その後,両者は,北朝鮮を含む東アジア情勢,軍縮・不拡散,欧州安保情勢,新しい安全保障分野等につき意見交換を行いました。若宮副大臣から,民主的価値が挑戦を受け,新しい性質の安全保障上の課題に対処する必要がある中で,日本とスウェーデンのような価値観を共有する国々が,政府やシンクタンクや様々なレベルで信頼関係を構築し,緊密に協力する必要性を述べました。エリアソン理事長から,そうした必要性について同意が示されるとともに,民主的価値を基盤に発展してきた日本が,欧州や米国とともに多国間主義,自由や寛容といったリベラルな価値を掲げていくことにつき,高い期待が示されました。