安倍総理大臣
安倍総理大臣のアンネ・フランクの家訪問
平成26年3月23日


1. 23日、オランダを訪問中の安倍晋三内閣総理大臣は、「アンネ・フランクの家」を訪問し、レオポルド館長と懇談しました。
2. レオポルド館長より、現職の総理として初めてとなる安倍総理の訪問に歓迎の意を述べるとともに、今回の訪問が、日本とアンネ・フランクの家との長きにわたる関係を強固にする旨述べました。また、「アンネの日記」破損事件にはショックを受けたが、日本の関係者が速やかに対応し、解決に向かっていることに感謝している旨述べました。
3. これに対し安倍総理は、「アンネ・フランクの家」が日本の図書館に「アンネ・フランクの家」の図録と模型を寄贈されたことに感謝の意を伝えるとともに、子供の頃にアンネの日記を読み、大変過酷な状況でも決して希望を忘れなかったことに、自分のみならず多くの人が共感を持ったと述べました。さらに、20世紀は、戦争や人権が抑圧された時代だったが、21世紀はそうしたことの起こらない世界にしたい、歴史の事実を謙虚に受け止め次の世代に語り継いでいくことで平和を実現したいと述べました。また、「アンネの日記」破損事件は大変残念であり、二度と起こらないことを願っていると述べました。
(参考)
アンネ・フランクの家は第二次世界大戦中、アンネ・フランク一家がアウシュビッツの強制収容所に送られるまでの2年間を過ごした隠れ家。2013年の訪問者数は約120万人。