英国(グレートブリテン及び北アイルランド連合王国)

令和元年8月2日

 本2日,午後5時30分から約20分間,安倍晋三内閣総理大臣は,ボリス・ジョンソン英国首相(The Rt Hon Boris Johnson MP, Prime Minister of the United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)と日英首脳電話会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

1 安倍総理大臣から,首相就任に祝意を表しつつ,「日英両国は自由,民主主義,人権,法の支配といった普遍的価値を共有するグローバルな戦略的パートナーであり,日英同盟以来の親密な関係を構築している,また,「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた具体的な協力を含め,日英関係の更なる強化に向け貴首相と共に取り組みたい」旨述べました。これに対し,ジョンソン首相から,日英関係はこれまでで最も良いことをうれしく思っているが,更に良くできると考えている,また,「自由で開かれたインド太平洋」を完全に支持する旨発言がありました。

2 安倍総理大臣から,「英国のEU離脱については,日系企業の欧州におけるビジネスが維持され,世界経済への悪影響を最小化するためにも,EUとの合意に基づく秩序ある離脱が実現することを強く期待している」旨述べました。これに対し,ジョンソン首相から,離脱に当たっては英国に投資する日系企業にも十分配慮したい旨発言がありました。

3 また,両者は,北朝鮮問題について,直近の情勢を踏まえた上で有意義な議論を行い,北朝鮮の完全な非核化に向けて引き続き緊密に連携していくことで一致したほか,安倍総理大臣から拉致問題の早期解決に向けて理解と協力を求め,ジョンソン首相の理解を得ました。


英国(グレートブリテン及び北アイルランド連合王国)へ戻る