英国(グレートブリテン及び北アイルランド連合王国)
バーコウ英国下院議長による安倍総理大臣表敬

(写真提供:内閣広報室)

(写真提供:内閣広報室)
本5日午後3時50分から約30分間,安倍晋三内閣総理大臣は,衆議院議長招待により訪日中のジョン・バーコウ英国下院議長(Rt Hon John Bercow MP, Speaker of the House of Commons of United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)による表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。
1 安倍総理大臣から,バーコウ下院議長の初訪日を歓迎するとともに,昨年のデ=スーザ上院議長,3月のケンブリッジ公爵殿下の訪日に続くバーコウ議長の訪日は日英関係を発展させていく上で弾みとなるものである,今後とも両国の関係を発展させていきたい旨述べました。
これに対し,バーコウ議長から,今回初訪日だが,大島衆議院議長との間でも公式かつ定期的に議員交流を進めてしていくことで一致した,議会間の相互訪問を強化したく,自分も再び訪日したい旨の発言がありました。
2 バーコウ下院議長から,日本はアジア地域の民主主義のリーダーでありチャンピオンである,民主主義,議会制度等,日本ほど英国と多くの共通項を有している国はなく,日本との間で二国間関係を更に発展させていきたい旨の発言がありました。
これに対し,安倍総理大臣から,日英間には皇室・王室関係をはじめとする類似点がある,英国は世界で,日本はアジアで,最も長い歴史を有する民主主義国家である,日英で協力して,アジアを平和で安定した,そして法が尊ばれる地域にしていきたい旨述べました。
3 また,安倍総理大臣から,来年の伊勢志摩サミットの際にキャメロン首相が訪日されることを楽しみにしている旨述べました。これに対し,バーコウ下院議長からは,安倍総理大臣にも英国を訪問頂きたい,英国議会としても歓迎したい旨の発言がありました。
4 両者は,経済,環境,開発,安全保障といった様々な分野で責任を有する大国として協力していくことを確認しました。また,両者は,2019年ラグビー・ワールドカップや2020年東京オリンピック・パラリンピックの成功に向けて協力していくことで一致しました。