フランス共和国
日仏外相会談
令和6年11月26日
現地時間11月26日午前9時30分(日本時間26日午後5時30分)から約20分間、G7外相会合に出席するためイタリアを訪問中の岩屋毅外務大臣は、ジャン=ノエル・バロ・フランス共和国欧州・外務相(H.E. Mr. Jean-Noël BARROT, Minister for Europe and Foreign Affairs of the French Republic)と初となる対面での日仏外相会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、岩屋外務大臣から、昨年発出した日仏協力のロードマップの下、自由で開かれたインド太平洋の実現、そして法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化に向けて緊密に協力していきたい旨述べました。これに対し、バロ欧州・外務相から、日仏関係は特別な関係であり、今後、岩屋外務大臣と緊密に協力し、幅広い分野で関係を深化させていけることを楽しみにしている旨発言がありました。
- 両外相は、安全保障分野、経済・科学技術分野での協力を進めていくことで一致するとともに、テロ対策分野での協力推進のため、日仏テロ対策協議を立ち上げることを歓迎しました。
- 両外相は、欧州・大西洋とインド太平洋の安全保障は不可分であるとの認識を改めて共有するとともに、核・ミサイル問題及び露朝軍事協力の進展を含む北朝鮮への対応を始めとする東アジア情勢、ウクライナ及び中東情勢といった国際社会の諸課題に関し、日仏で緊密に連携していくことを確認しました。
- 両外相は、二国間及びG7の枠組みでも引き続き緊密に協力していくことで一致しました。