フランス共和国
岸田総理大臣とアタル仏首相の会談
令和6年5月1日
(写真提供:内閣広報室)
(写真提供:内閣広報室)
現地時間5月1日午後7時(日本時間2日午前2時)から約40分間、OECD閣僚理事会に出席するためパリを訪問中の岸田文雄内閣総理大臣は、ガブリエル・アタル・フランス共和国首相(H.E. Mr. Gabriel Attal, Prime Minister of the French Republic)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
今回の岸田総理大臣とアタル首相との会談は、アタル首相が仏首相に就任して以来、初めてとなります。
- 冒頭、岸田総理大臣から、アタル首相の首相就任に祝意を述べつつ、「特別なパートナー」の下での日仏協力のロードマップのフォローアップを通じて、日仏関係を飛躍的に強化させたい旨を述べました。
- これに対し、アタル首相からは、自分は仏日友好議連のメンバーであったこともあり、日本に親近感を有しているとして、奈良を訪問した思い出に触れ、今回、岸田総理大臣と直接お会いすることが出来たことをうれしく思う旨述べました。また、同首相からは、具体的な成果を上げることを通じて日本との関係を一層強化すべく取り組んでいきたいとの発言がありました。
- 両者は、両国が、スタートアップを含む経済、安全保障、科学技術、漫画を含む文化等、包括的な分野で多層的な発展を遂げていることを歓迎するとともに、経済安全保障を含む今後の日仏協力について意見を交換しました。アタル首相からは、「ドラゴンボール」で知られる漫画家故鳥山明氏の逝去への弔意が改めて示され、多くのフランス人が「ドラゴンボール」等の漫画に慣れ親しんでいる旨の言及がありました。両者は、今夏のパリオリンピック・パラリンピック競技大会及び来年の大阪・関西万博等を通じ、若者を含む両国間の交流がさらに活性化されることに期待を表明しました。
- その他、両者は、ウクライナ情勢、東アジア情勢について、両国で緊密に連携していくことで一致しました。