フランス共和国

令和3年5月4日
日仏外相会談時の記念撮影の様子 日仏外相会談

 現地時間5月4日午後5時05分(日本時間5日午前1時05分)から約20分間、G7外務・開発大臣会合に出席するため英国を訪問中の茂木敏充外務大臣は、ジャン=イヴ・ル・ドリアン・フランス共和国欧州・外務大臣(H.E. Mr. Jean-Yves Le Drian, Minister for Europe and Foreign Affairs of the French Republic)と外相会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 茂木大臣から、昨年10月のパリ訪問以来、ル・ドリアン大臣と再会できてうれしい旨述べました。ル・ドリアン大臣から、昨年10月以来の対面の会談を行うことができてうれしい旨述べつつ、インド太平洋分野を含め、更に協力していきたい旨述べました。
  2. 茂木大臣から、フランスがインド太平洋地域への関与を強化していることを高く評価する旨述べ、フランスが主導的な役割を果たし、先月発表された「インド太平洋における協力のためのEU戦略」を歓迎しました。両大臣は、自由で開かれたインド太平洋の実現に向けた協力の具体化に取り組んでいくことを確認しました。
  3. 両大臣は、東シナ海及び南シナ海の情勢について意見交換を行い、海警法を含む最近の中国の動向、一方的な現状変更の試みの継続・強化について深刻な懸念を共有しました。また、香港情勢、新疆ウイグル自治区の人権状況について、深刻な懸念を改めて共有しました。
  4. 両大臣は、北朝鮮の非核化に向け、引き続き緊密に連携していくことで一致しました。また、茂木大臣から、拉致問題の即時解決に向けた理解と協力を求めました。
  5. 両大臣は、コロナ対策に関してCOVAXファシリティを始めとする国際的枠組みにおいて協力していくこと、また、気候変動やWTO改革などの分野で協力することを確認しました。
  6. 両大臣は、本年の東京、2024年のパリ双方の夏期オリンピック・パラリンピック競技大会の成功に向け連携していくことで一致しました。

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