フランス共和国
日仏首脳電話会談
平成29年9月9日
9月8日,午後11時45分から約20分間,安倍晋三内閣総理大臣は,エマニュエル・マクロン・フランス共和国大統領(H.E. Mr. Emmanuel Macron, President of the French Republic)と電話会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
1 冒頭,安倍総理大臣から,ハリケーン・イルマによりカリブ海のフランス領サン・マルタン等に大きな被害が生じていることにつきお見舞いを述べました。これに対し,マクロン大統領から謝意が表明されました。
2 安倍総理大臣より,北朝鮮による核実験の強行はこれまでにない差し迫った脅威である旨指摘しつつ,国際社会全体で最大限の圧力をかけることが重要であり,新たな強力な国連安保理決議の採択及び関連決議の厳格かつ全面的な履行の働きかけの強化が必要である,フランスと協力したい旨述べました。
3 マクロン大統領からは,日本に対する完全な連帯の意の表明があり,今回の核実験は世界全体への脅威である旨述べました。また,マクロン大統領から,フランスとして断固として対応したい旨の発言がありました。
4 両者は,北朝鮮問題に対応する上での中国,ロシアの役割の重要性についても認識を共有し,制裁の強化に向けて,国連安保理を含む国際社会において日仏で緊密に協力していくことを確認しました。