安倍総理大臣
日仏首脳会談(概要)
平成26年6月5日


6月4日(水曜日)午後7時50分(現地時間)から約15分間、安倍晋三内閣総理大臣は、G7サミットに出席するため訪問中のベルギー・ブリュッセルにおいて、フランスのオランド大統領(H.E. Mr. Francois HOLLANDE, President of French Republic)とウクライナ情勢について会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
1.両首脳は、5月の大統領選挙がおおむね平穏に実施されたことを歓迎した上で、ロシアに対して、ウクライナの大統領選挙の結果を正当なものとして受け入れ、ウクライナ新政権と建設的な対話を進めるよう求めていくことで一致しました。また、東ウクライナの安定が確保されなければならず、ウクライナの国内改革を後押しすべきことで一致しました。
2.また、両首脳は、クリミア併合等のロシアの行為は許容できないが、長期的な視野に立ち、ロシアを責任あるプレーヤーとしてグローバルな諸課題に関与させる必要性についても一致しました。
3.さらに、安倍総理から、ウクライナ情勢はアジアを含むグローバルな情勢に影響するので、日本も議論に積極的に関与・貢献していく旨述べたのに対し、オランド大統領から歓迎する旨述べました。