フィンランド共和国

令和6年7月11日
ストゥッブ・フィンランド大統領と会談する岸田総理 (写真提供:内閣広報室)
会談の様子 ストゥッブ・フィンランド大統領と会談する岸田総理 (写真提供:内閣広報室)

 現地時間7月11日午後1時15分(日本時間12日午前2時15分)から約30分間、NATO首脳会合に出席するため米国を訪問中の岸田文雄内閣総理大臣は、アレクサンデル・ストゥッブ・フィンランド共和国大統領(H.E. Dr. Alexander Stubb, President of the Republic of Finland)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 岸田総理大臣から、日本とフィンランドは、価値や原則を共有する戦略的パートナーであり、現下の困難な国際情勢は両国を更に強く結びつけており、フィンランドのNATO加盟により、NATOや米国を通じた、両国間の協力の機会が拡大した旨述べました。また、ロシアによるウクライナ侵略への対応や、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化に向け、協力・連携を一層深めたい旨述べました。これに対し、ストゥッブ大統領から、安全保障、経済を含むあらゆる分野において、引き続き日本と協力を進めていきたい旨発言がありました。
  2. 両首脳は、防衛装備・技術、市民防護といった安全保障分野での協力を拡大すると共に、両国が強みを有する5G/6Gやスーパーコンピューター等の先端的な科学技術分野の連携も一層強化していくことで一致しました。
  3. また、両首脳は、欧州・大西洋とインド太平洋の安全保障が益々不可分となっていることを確認し、ロシアによるウクライナ侵略への対応、北朝鮮への対応を始めとする東アジア情勢、グローバルサウスへの働きかけの重要性についても意見交換を行い、緊密に連携していくことで一致しました。

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