ドイツ連邦共和国

令和8年10月28日

 10月28日、午後6時10分から約30分間、高市早苗内閣総理大臣は、訪日中のフリードリヒ・メルツ・ドイツ連邦共和国首相と日独首脳会談を行い、続けて共同記者発表を実施しました。その後、両首脳は、メルツ首相に同行したドイツ経済代表団一行及び日本側経済関係者と意見交換を行い、さらに両首脳間の夕食会を実施しました。

 この機会を捉え、両首脳は、「日独首脳共同声明」、「先端技術協力に関する日独首脳共同宣言」、「経済安全保障協力に関する日独首脳共同宣言」を発出しました。

1 冒頭発言

  1. 冒頭、高市総理大臣から、メルツ首相の来日を歓迎し、国際社会の平和と安定に共に貢献してきた日独両国の関係を「プレミアム・パートナー」と称し、両国の揺るぎない連携を示す機会としたい旨述べました。  
  2. これに対し、メルツ首相から、日独は距離はあるが、隣国と呼んでよいほど多くの共通点があり、「プレミアム・パートナー」である、今般発出する「日独首脳共同声明」も踏まえ、今後も様々な分野で、両国の関係を一層強化していきたい旨述べました。

2 二国間関係

  1. 両首脳は、ドイツがインド太平洋地域に積極的な関与を続けていることを歓迎しつつ、両国部隊間協力の深化に役立つ機会や枠組みの検討や、防衛産業分野の協力の推進を通じ、安全保障面の協力を強化することを確認しました。  
  2. 両首脳は、「先端技術協力に関する日独首脳共同宣言」の発出を歓迎し、フュージョン、水素分野などの先端技術の各分野で官民が連携した具体的な取組を進めていくことで一致しました。また、両首脳は、日独AIハイレベル対話の立上げを歓迎し、AIサミットの日本開催に向けての連携を進めることを確認しました。  
  3. 両首脳は「経済安全保障協力に関する日独首脳共同宣言」の発出を歓迎し、不可欠な相互補完性を有する関係を土台に、重要鉱物の供給源の多角化や代替供給源の開発を含むサプライチェーンの強靱化、重要技術の保護、ルールに基づく自由で、開かれ、かつ公正な国際経済秩序の維持において、具体的な経済安全保障協力を進めることで一致しました。  
  4. 高市総理から、EUの産業加速化法案(IAA)に関する我が国の強い懸念を伝達し、EUにおける適切な対応を求めました。その上で、両首脳は、戦略的分野における産業支援策において、日独両国が信頼できるパートナーとして、双方の利益が互恵的な形で考慮されることの重要性を共有しました。  
  5. また、両首脳は、重要鉱物に関する恣意的な輸出規制を始めとする経済的威圧手段の使用の増加に深刻な懸念を表明し、過剰生産などを引き起こす非市場的政策・慣行を拒絶することで一致しました。  
  6. メルツ首相から、ハノーバー・メッセ2028のパートナー国としての日本の参加の要請があり、高市総理からパートナー国を喜んでお受けしたい旨述べました。

3 地域情勢

  1. 両首脳は、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応を始めとするインド太平洋情勢について意見交換を行い、進化した「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」及びドイツの「インド太平洋ガイドライン」に沿って、協力を強化することの重要性を共有しました。両首脳は、力又は威圧による一方的な現状変更に反対し、日独両国が緊密に連携していくことを確認しました。  
  2. ウクライナ情勢について、メルツ首相から日本のウクライナ支援への謝意が述べられるとともに、両首脳は、ウクライナ支援を推進していくこと、ウクライナにおける公正かつ永続的な平和の実現に向けて連携していくことで一致しました。  
  3. 両首脳は、法の支配に基づく国際秩序の重要性について認識を共有し、国際場裡での協力を一層強化していくことを強調しました。

(参考1)

 日独首脳共同声明(英文(PDF)別ウィンドウで開く/仮訳(PDF)別ウィンドウで開く/概要(PDF)別ウィンドウで開く)

(参考2)

 先端技術協力に関する日独首脳共同宣言(英文(PDF)別ウィンドウで開く/仮訳(PDF)別ウィンドウで開く/概要(PDF)別ウィンドウで開く)

(参考3)

 経済安全保障協力に関する日独首脳共同宣言(英文(PDF)別ウィンドウで開く/仮訳(PDF)別ウィンドウで開く/概要(PDF)別ウィンドウで開く)


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