オーストリア共和国
日・オーストリア外相会談
令和8年9月1日
現地時間9月1日午後6時00分(日本時間2日午前1時00分)から約50分間、オーストリアを訪問中の茂木敏充外務大臣は、ベアーテ・マインル=ライジンガー欧州・国際関係大臣と会談を行いました。
- 冒頭、マインル=ライジンガー大臣から、熊本地震及び千葉における豪雨による被害に対しお見舞いの意が示され、茂木大臣から謝意を表明しました。その上で、マインル=ライジンガー大臣から、茂木大臣のオーストリア訪問を歓迎する旨の発言があるとともに、EUにとってインド太平洋で最も重要なパートナーである日本との関係を、経済、人的交流、文化のあらゆる面で更に発展させていきたい旨の発言がありました。これに対し茂木大臣から、オーストリアとの間で音楽など文化面に加え、多くの日系企業の進出を通じた経済面を始めとする様々な分野で関係が深まっていることは喜ばしいとした上で、進化したFOIPの実現に向けても今後も価値や原則を共有する重要なパートナーであるオーストリアと一層緊密に連携したい旨述べました。
- 両大臣は、現下の国際情勢も念頭に、サプライチェーンの強靱化を始めとする経済安全保障や、ロボティクスやAIを始めとする先端技術に関する協力を深めていくことを確認しました。また、両国間の官民フォーラムである「将来の課題のための日オーストリア委員会」を通じ、先端技術分野を含め、政府が後押しして企業や研究者間の交流を一層促進していくことで一致しました。
- また、茂木大臣は、欧州・大西洋とインド太平洋の安全保障は密接不可分との認識の下、ウクライナ情勢、中東情勢や、核・ミサイル問題及び拉致問題を含む北朝鮮への対応を始めとする東アジア情勢についても日本の立場を説明し、両大臣は、各地域の諸課題について認識を共有し、緊密に連携して対応していくことを確認しました。さらに、両大臣は、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化や航行の自由の重要性について認識を共有し、オーストリアが来年から国連安全保障理事会非常任理事国を務めることを踏まえ、国連等の場においても一層連携を強化していくことで一致しました。
