ポルトガル共和国
日・ポルトガル首脳会談及びワーキング・ランチ
令和7年9月11日



9月11日、午前11時45分から約40分間、石破茂内閣総理大臣は、訪日中のルイス・モンテネグロ・ポルトガル共和国首相(H.E. Mr. Luís Montenegro,Prime Minister of the Portuguese Republic)と会談を行うとともに、共同記者発表及びワーキング・ランチを行ったところ、概要は以下のとおりです。
また、両首脳は、日本とポルトガル共和国との間の戦略的パートナーシップに関する共同声明を発出しました。
1 冒頭発言
冒頭、石破総理大臣から、ルイス・モンテネグロ首相の訪日を歓迎するとともに、ポルトガルで発生した大規模な山火事及びリスボン市内で発生した痛ましいケーブルカー脱線事故についてポルトガル政府及び国民への心からのお見舞いを述べました。また、石破総理大臣は、両国の480年以上にわたる友好・協力関係について言及しました。これに対し、ルイス・モンテネグロ首相は、日本とポルトガルの間には長きにわたる友好関係や文化的にも深いつながりがあり、本日の会談を機に二国間関係を一層発展させていきたい旨述べました。
2 二国間関係
- 両首脳は、再生可能エネルギーやインフラ等の分野における企業間協力の進展を歓迎するとともに、更なる投資の活性化を推進し、両国の経済関係を一層発展させることで一致しました。また、両首脳は、様々な国際社会の課題に対して緊密に連携し、安全保障面での協力を強化することを確認しました。
- 加えて、両首脳は、災害リスク削減の推進のため、互いの防災の知見や技術を共有することが有益であるとの認識を共有したほか、ポルトガル語圏諸国の経済・社会の発展に貢献するべく連携していくことで一致しました。
3 地域情勢
両首脳は、欧州・大西洋とインド太平洋の安全保障が益々不可分となる中、引き続き、ウクライナ情勢や東アジア情勢を含め、緊密に連携していくことで一致しました。