北大西洋条約機構(NATO)
岸田総理大臣とストルテンベルグNATO事務総長との会談
令和6年9月23日
現地時間9月23日午後3時10分(日本時間24日午前4時10分)から約20分間、国連総会出席のため米国を訪問中の岸田文雄内閣総理大臣は、イェンス・ストルテンベルグ北大西洋条約機構(NATO)事務総長(H.E. Mr. Jens Stoltenberg, Secretary General of the North Atlantic Treaty Organization (NATO))と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 岸田総理大臣から、「欧州・大西洋とインド太平洋の安全保障は不可分」との認識が広く共有され、日本及びインド太平洋パートナー(IP4:日本、豪州、ニュージーランド、韓国)とNATOの協力が深化したことは、同事務総長の功績によるところが大きい旨述べました。また、岸田総理大臣から、ストルテンベルグ事務総長の10年間にわたるリーダーシップに敬意を表する旨述べました。これに対し、ストルテンベルグ事務総長からは、岸田総理大臣が3回連続でNATO首脳会合に参加されたことはNATOとの関係強化へのコミットメントを示しており、日・NATO関係を岸田総理大臣と強化できたことについて謝意が示されました。更に、ストルテンベルグ事務総長より、「今日のウクライナは明日の東アジアかもしれない」という岸田総理大臣の発言を引用しつつ、我が国のウクライナ支援への謝意が示されました。
- 両者は、現下の安全保障環境が厳しさを増す中で、日本を含むIP4とNATOの協力が一層重要になってきており、新たなリーダー達の下でも、日・NATO関係の更なる発展に向けて引き続き協力することで一致しました。
- さらに、両者は、ウクライナ情勢やインド太平洋情勢を含む地域情勢についても意見交換を行いました。