欧州連合(EU)

令和5年12月2日
向かい合い、握手を交わす、両首脳の様子 日EU首脳会談 (写真提供:内閣広報室)
着席し、会談を行う、両首脳の様子 日EU首脳会談 (写真提供:内閣広報室)

 12月2日午前11時45分頃から約20分間、国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議(COP28)出席のためアラブ首長国連邦のドバイを訪問中の岸田文雄内閣総理大臣は、ウァズラ・フォン・デア・ライエン欧州委員会委員長 (H.E. Dr. Ursula von der Leyen, President of the European Commission)との間で日・EU首脳会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、岸田総理大臣から、9月のアトランティック・カウンシル「グローバル市民賞」授賞式では大変よいプレゼンを行っていただき、感謝する旨述べた上で、中東情勢、ロシアによるウクライナ侵略、「自由で開かれたインド太平洋」への取組などの課題について日EU、G7で連携していきたい旨述べました。これに対し、フォン・デア・ライエン委員長から、「グローバル市民賞」授賞式でプレゼンをする機会を得たことは光栄である、岸田総理の貢献はこの賞に大変ふさわしいものである旨述べた上で、現下の難しい状況の中、日・EUで連携していきたい旨述べました。
  2. 日・EU関係について、両首脳は、安全保障や経済安全保障を含む幅広い分野で協力を更に進めていくことで一致しました。
  3. 岸田総理大臣は、ガザ情勢について、戦闘休止、人質の解放及び人道支援物資のガザ地区への搬入増大を歓迎していたが、今般、戦闘が再開されたことは残念であり、合意への復帰や事態の沈静化が重要である旨述べ、また、両首脳は、ロシアによるウクライナ侵略への対応等について意見交換を行い、引き続き緊密に連携していくことで一致しました。

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