欧州連合(EU)
安倍総理の「欧州連結性フォーラム」出席

(写真提供:内閣広報室)

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9月27日,安倍晋三内閣総理大臣は,ユンカー欧州委員会委員長の招待を受け,ブリュッセルにおいて開催された「欧州連結性フォーラム」に出席したところ,概要は以下のとおりです。
1 安倍総理は,「日本とEU・いくつもの橋を支える確かな柱」と題する基調講演を行いました。
- 基調講演を行う安倍総理大臣
(写真提供:内閣広報室) - 基調講演を行う安倍総理大臣
(写真提供:内閣広報室) - 基調講演を行う安倍総理大臣
(写真提供:内閣広報室)
2 また,ユンカー欧州委員長は,基調講演において,概要以下のとおり述べました。
(1)連結性の分野における安倍総理のリーダーシップを,高く評価する。今回のフォーラムは,安倍総理の出席なしには開催し得なかった。価値を共有する日本との協力を重視している。
(2)日EU・EPA(経済連携協定)は,日EU間の経済関係の発展に加え,保護主義への対処に資するものである。安倍総理がG20大阪サミットの際に「大阪トラック(PDF)」を立ち上げられたことも踏まえ,個人の権利保護等と両立する形でのデータ流通の促進に向けて,日EUは協働していく。
(3)連結性は,ルールに基づき,透明性,公正な競争等を確保していくことが重要。また,一つの国に過度に依存してはならない。EUは,西バルカンへのインフラ投資やアフリカの人材育成を行っている。欧州とアジアとの間の連結性は重要であり,日本とEUとが範を示していきたい。
(4)日本でのオリンピック開催を見据え,乗客予約記録(PNR)情報の活用に係る交渉を進めていきたい。
3 続いて,安倍総理とユンカー欧州委員長は,「持続可能な連結性及び質の高いインフラに関する日EUパートナーシップ」(骨子(PDF)/仮訳(PDF)
/英文(PDF)
)と題する文書に署名しました。
- 署名式
(写真提供:内閣広報室) - 署名式
(写真提供:内閣広報室) - 署名式
(写真提供:内閣広報室)
4 なお,この機会に,日EUの開発当局間で,開発分野における日EU協力(仮訳(PDF)/英文(PDF)
)について確認するとともに,「欧州連結性フォーラム」開催に先立つ26日,日EUの連結性におけるパートナーシップの具体的な協力の一つとして,国際協力機構(JICA)と欧州投資銀行(EIB)との間で協力覚書が署名されました(覚書概要(PDF)
/JICAプレスリリース
)。
5 また,安倍総理は,本フォーラムに際して,リンネ・フィンランド首相及びプレンコビッチ・クロアチア首相と短時間の立ち話を行いました。