欧州連合(EU)

日EU外相会談

平成27年4月15日

英語版 (English)

  • 日EU外相会談(写真1)
  • 日EU外相会談(写真2)
 4月14日12時30分から約1時間(現地時間),G7外相会合に参加するためドイツ・リューベックを訪問中の岸田文雄外務大臣は,フェデリカ・モゲリーニEU外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長との間で昼食を交えつつ,日EU外相会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
1.冒頭
 岸田大臣とモゲリーニ上級代表は,本年5月29日に東京で次回日EU定期首脳協議を開催することを確認し,その成功に向け,緊密に協力していくことで一致しました。

2.日EU関係
(1)岸田大臣から,次回定期首脳協議では,平和,安定及び繁栄の実現に,日EUが今後とも重要な役割を果たすことを確認する,また,日EU・EPA及びSPAの進展を首脳レベルで後押しする機会としたい旨述べました。また,岸田大臣から,国際テロ対策を進める観点から,旅客予約記録(PNR)の活用を含む水際対策は重要であり,欧州系航空会社からのPNR提供が実現するよう日EUの担当部局間で協議したい旨述べました。さらに,岸田大臣から,EUによる福島県産食品等の輸入規制の見直しについて,科学的根拠に基づく規制の緩和・撤廃を働きかけました。
(2)これに対し,モゲリーニ上級代表は,日EU・EPA及びSPAの両交渉について首脳レベルで確かな弾みをつけることが重要である,気候変動,ポスト2015開発アジェンダ及びテロ対策等グローバル課題での協力は日EUにとり有益である,その一環として,貴大臣の核軍縮,不拡散に対する個人的コミットメントを評価する,PNRは日EU相互にとりメリットがあり得るので日EU間の協議に協力したい,福島県産食品等の輸入規制の見直しについて前向きな進展が得られることを期待する旨述べました。

3.地域・国際情勢
(1)ウクライナ
ア モゲリーニ上級代表からミンスク合意の完全な履行が重要,昨日,ベルリンでノルマンディーフォーマットの外相会合が行われた,OSCEとも緊密に協力している,同時にウクライナによる改革努力を促すことも重要である,ウクライナ情勢への対応における日本との連携及び日本のウクライナへの支援を評価する旨述べました。
イ 岸田大臣から,ウクライナ安定化に向けたEUの取組に敬意を表するとともに,東部では,停戦合意後も,局地的に砲撃・戦闘が続き,情勢は依然不安定である,ウクライナの改革努力支援と働きかけも重要である旨述べるとともに,日本の取組を説明しました。

(2)イラン
ア モゲリーニ上級代表からイランとの交渉及び今後の課題等について説明がなされるとともに,日本がイランとの関係を活用してイランに働きかけを行っていることを評価する,今次合意は安全保障分野の観点からも重要である,また,中東でイランがより建設的な役割を果たし,地域の安定に資する観点からも重要である旨述べました。
イ 岸田大臣から,イランとの交渉に関するモゲリーニ上級代表及びEUの努力に敬意を表する,最終合意の達成を強く期待する,日本もイランとの伝統的関係に基づく働きかけをこれまでもしてきているがこれからも強化する,引き続きEUとも緊密に協力していきたい旨述べました。

(3)アジア
 岸田大臣とモゲリーニ上級代表は,東アジア情勢についても意見交換を行い,岸田大臣から,我が国の基本的立場を説明しました。

4.最後に,岸田大臣とモゲリーニ上級代表は,次回日EU定期首脳協議をはじめ,今後も様々な機会を捉え,緊密に意見交換をすることで一致しました。

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