欧州連合(EU)

平成30年12月1日
日EU首脳会談(写真提供:内閣広報室)
日EU首脳会談(写真提供:内閣広報室)

 12月1日(土曜日)現地時間11時半(日本時間同日23時半)から約30分間、G20首脳会合のためアルゼンチン・ブエノスアイレスを訪問中の安倍晋三内閣総理大臣は、トゥスク欧州理事会議長(H. E. Mr. Donald TUSK, President of the European Council)及びジャン=クロード・ユンカー欧州委員会委員長(H. E. Mr. Jean-Claude JUNCKER, President of the European Commission)と日EU首脳会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

1 日EU関係

 冒頭、安倍総理は、日EU・EPAが欧州議会国際貿易委員会で可決されたことを歓迎した。両首脳は、日EU・EPAに関する双方の国内手続を年内に終えることが極めて重要である旨を再確認した。

2 英国のEU離脱

(1)安倍総理から、11月25日の欧州理事会で、英EU間の離脱協定及び将来関係に関する政治宣言が承認され、いわゆる合意なき離脱(ノーディール)回避に向けたプロセスが進んでいることを評価する旨述べた。その上で、英国のEU離脱プロセスが、日系企業や世界経済への悪影響が最小限となるよう、円滑に進むことを期待する旨述べた。また、11月25日の欧州理事会が、離脱後の英国と可能な限り緊密な関係を築く方針を示したことを歓迎した。

(2)これに対し、トゥスク議長及びユンカー委員長より,EUとしては,今次合意には満足している旨述べた。

3 G20

 両首脳は、世界経済の成長に向けて、WTO改革等について、G20が一致したメッセージを発信するべきであるという認識を共有した。また、安倍総理から、明年日本が議長国を務めるG20大阪サミットに向けた協力を要請した。


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