ウズベキスタン共和国
日・ウズベキスタン首脳会談
令和元年12月19日

を出迎える安倍総理大臣
(写真提供:内閣広報室)

(写真提供:内閣広報室)

(写真提供:内閣広報室)
本19日午後6時20分頃から約50分間,安倍晋三内閣総理大臣は,公式実務訪問賓客として訪日中のシャフカット・ミルジヨーエフ・ウズベキスタン共和国大統領(H.E. Mr. Shavkat MIRZIYOYEV, President of the Republic of Uzbekistan)と首脳会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。なお,会談には,日本側から,西村康稔経済再生担当大臣,岡田直樹内閣官房副長官ほかが,ウズベキスタン側からは,グリャーモフ大統領顧問,カミーロフ外務大臣,ウムルザーコフ投資・対外貿易大臣,アブドゥラフモーノフ・イノベーション発展大臣,フサーノフ雇用・労働関係大臣ほかが同席しました。
- 握手を交わす両首脳
(写真提供:内閣広報室) - 日・ウズベキスタン首脳会談
(写真提供:内閣広報室)
また,首脳会談後,文書署名・交換式を行い,両首脳が「日本国とウズベキスタンとの間の戦略的パートナーシップの更なる深化及び拡大に関する共同声明(PDF)日本国とウズベキスタンとの間の戦略的パートナーシップの更なる深化及び拡大に関する共同声明」に署名するとともに,日・ウズベキスタン租税条約,日・ウズベキスタン税関相互支援協定,円借款3案件(ナボイ火力発電所近代化計画(フェーズ2),電力セクター能力強化計画(フェーズ2),園芸作物バリューチェーン強化計画)の署名済み文書を交換しました。
- 署名・文書交換式
(写真提供:内閣広報室) - 署名・文書交換式
(写真提供:内閣広報室) - 署名・文書交換式
(写真提供:内閣広報室)
その後,安倍総理大臣夫妻主催の晩餐会が和やかな雰囲気の中で行われ,経済・文化交流等幅広い話題について意見交換が行われました。
1 冒頭
(1)安倍総理大臣から,ミルジヨーエフ大統領の初訪日を歓迎した上で,「日本は,中央アジア地域のみならず,国際社会の安定と繁栄に重要な役割を担うウズベキスタンとの関係を重視している。両国の長い友好の歴史と戦略的パートナーシップに新たな地平を開くべく,本日は実り多い会談を行いたい」と述べました。
(2)これに対し,ミルジヨーエフ大統領から,お会いでき嬉しい,今般の訪日に係る温かい歓迎に感謝する,安倍総理と日本国民の皆様に天皇陛下の御即位と新しい令和の時代の始まりに心からお祝い申し上げる旨述べました。
(2)これに対し,ミルジヨーエフ大統領から,お会いでき嬉しい,今般の訪日に係る温かい歓迎に感謝する,安倍総理と日本国民の皆様に天皇陛下の御即位と新しい令和の時代の始まりに心からお祝い申し上げる旨述べました。
2 二国間関係
安倍総理大臣から,「2015年の私のウズベキスタン訪問及び翌年の貴大統領就任以降,様々な分野で協力が大きく進展していることを歓迎」,「貴大統領の改革を高く評価,貴国の発展に引き続き協力したい」と述べました。
ミルジヨーエフ大統領からは,両国の戦略的パートナー関係の質を高め,多方面での協力を進めたい旨述べました。
(1)経済分野に関し,安倍総理大臣から,新たにナボイ火力発電所3号機建設及び既設発電所の維持管理のため計15億ドル,農業についても2億ドルを超える円借款を決定した旨伝達しました。
また,安倍総理大臣から,日本企業の参画する諸案件の進捗や,租税条約及び税関協定への署名について言及しつつ,「貴国のビジネス環境が一層改善し,日本企業の活動が円滑化するよう期待する」と述べました。
これに対し,ミルジヨーエフ大統領から,ウズベキスタンの近代化や人材育成に対する長年にわたる日本の支援に対する謝意が表明されるとともに,魅力的な投資環境を作るべく改革を進める決意が表明されました。
(2)様々な分野での交流に関し,安倍総理大臣から,人の交流は両国関係の礎である旨述べつつ,名古屋,舞鶴,奈良などとウズベキスタンとの地方交流,観光,スポーツ,ホストタウン交流,学術交流の拡大にも協力したい旨述べました。
また,安倍総理大臣から,ウズベキスタンにおいて日本人抑留死亡者の墓地が丁寧に管理されていることに謝意を表明し,双方は,両国民の気持ちを踏まえた御遺骨に関する実務的な協議を行わせることで一致しました。
ミルジヨーエフ大統領からは,両国の戦略的パートナー関係の質を高め,多方面での協力を進めたい旨述べました。
(1)経済分野に関し,安倍総理大臣から,新たにナボイ火力発電所3号機建設及び既設発電所の維持管理のため計15億ドル,農業についても2億ドルを超える円借款を決定した旨伝達しました。
また,安倍総理大臣から,日本企業の参画する諸案件の進捗や,租税条約及び税関協定への署名について言及しつつ,「貴国のビジネス環境が一層改善し,日本企業の活動が円滑化するよう期待する」と述べました。
これに対し,ミルジヨーエフ大統領から,ウズベキスタンの近代化や人材育成に対する長年にわたる日本の支援に対する謝意が表明されるとともに,魅力的な投資環境を作るべく改革を進める決意が表明されました。
(2)様々な分野での交流に関し,安倍総理大臣から,人の交流は両国関係の礎である旨述べつつ,名古屋,舞鶴,奈良などとウズベキスタンとの地方交流,観光,スポーツ,ホストタウン交流,学術交流の拡大にも協力したい旨述べました。
また,安倍総理大臣から,ウズベキスタンにおいて日本人抑留死亡者の墓地が丁寧に管理されていることに謝意を表明し,双方は,両国民の気持ちを踏まえた御遺骨に関する実務的な協議を行わせることで一致しました。
3 国際場裡における協力・地域情勢
(1)両首脳は,国際場裡において両国の協力が進んでいることを歓迎し,今後の更なる協力を確認しました。この中で,ミルジヨーエフ大統領は,日本の国連安保理常任理事国入りへの変わらぬ支持を表明するとともに,2022年の非常任理事国選挙及び2020年の国際司法裁判所裁判官選挙において日本を支持する旨を表明しました。
(2)両首脳は,中央アジア,北朝鮮等の地域情勢についても意見交換を行いました。
中央アジアについては,ミルジヨーエフ大統領から,「中央アジア+日本」対話の発展を重視している旨述べ,安倍総理大臣から,「域内諸国との関係改善・地域協力への貴大統領のイニシアチブを高く評価」すると述べました。
北朝鮮については,安倍総理大臣から,北朝鮮の完全な非核化に向けた緊密な連携を呼びかけるとともに,拉致問題の早期解決に向けた理解と協力を求め,ミルジヨーエフ大統領の支持を得ました。
(2)両首脳は,中央アジア,北朝鮮等の地域情勢についても意見交換を行いました。
中央アジアについては,ミルジヨーエフ大統領から,「中央アジア+日本」対話の発展を重視している旨述べ,安倍総理大臣から,「域内諸国との関係改善・地域協力への貴大統領のイニシアチブを高く評価」すると述べました。
北朝鮮については,安倍総理大臣から,北朝鮮の完全な非核化に向けた緊密な連携を呼びかけるとともに,拉致問題の早期解決に向けた理解と協力を求め,ミルジヨーエフ大統領の支持を得ました。
- 共同記者発表
(写真提供:内閣広報室) - 共同記者発表
(写真提供:内閣広報室)
- 晩餐会で挨拶する安倍総理大臣
(写真提供:内閣広報室) - 晩餐会で挨拶する安倍総理大臣
(写真提供:内閣広報室)