欧州
「中央アジア+日本」対話・第9回東京対話ウィークリーイベント開催
平成28年10月20日



- 今回の東京対話ウィークリーイベントでは,日本における中央アジアの知名度の抜本的拡大を目指すため,従来の公開シンポジウムに加えて,音楽祭,映画祭,大使館オープンイベントを開催し,総勢約1200名もの方々が本イベントに参加しました。
- 9月28日,東京において,「中央アジア+日本」対話・第9回東京対話「知られざる中央アジア:その魅力と日本との絆」(プログラム)(PDF)
が開催されました。東京対話は,日本と中央アジア5か国(トルクメニスタン,カザフスタン,キルギス,タジキスタン,ウズベキスタン)の協力を促進するための対話の枠組であり,我が国が2004年に立ち上げた「中央アジア+日本」対話の一環として実施される公開シンポジウムです。
冒頭,外務省を代表して岸信夫外務副大臣が基調スピーチを行いました。午前の部では,中央アジア側参加者5名より,各国の魅力ついてプレゼンテーションが行われ,午後の部では,日本側参加者から中央アジアと日本との関連を中心とした発表が行われました。ジャーナリストの嶌信彦氏からは,ウズベキスタンと日本との絆(PDF)について,唐招提寺執事の松浦俊昭氏からは仏教伝来に係る中央アジアと日本との関係(PDF)
について,そして東京外国語大学の小松久男教授からは,世界史における中央アジア(PDF)
について,それぞれ独自の切り口からの大変興味深い発表がなされました。外務省からは相木俊宏中央アジア担当特別代表(大使)が我が国の対中央アジア外交と題する発表(PDF)
を行いました。
さらに今回は,従来のプレゼン形式の発表に加えて,中央アジアをより身近なものと感じていただけるよう,中央アジア関連のクイズを行ったり中央アジアの観光ビデオ(YouTube)の上映も行われました。
- これに先立ち,9月24日から10月17日まで延べ12日間にわたり,東京外国語大学,東京大学,筑波大学,独立行政法人国際交流基金で開催された中央アジア・ミニ映画祭には延べ約750名もの方々が中央アジア5か国の映画を鑑賞しました。
- 9月27日に開催された音楽祭では,シンガーソングライターの嘉門達夫氏を招き,今回のイベントのために作詞した中央アジアの国々を紹介する新曲「ゆけ!ゆけ!中央アジア!!」を披露していただきました。また,キルギス出身の盲目の歌姫グルムさんのミニコンサートのほか,JICAの青年海外協力隊として中央アジアに滞在した経験をお持ちのOB,OGや学生等による各国のダンスや歌が披露されました。
- 9月30日の大使館オープンイベントでは,カザフスタン,ウズベキスタン,キルギス,タジキスタン,トルクメニスタンの各在日大使館が一般開放され,のべ256名の方々が各大使館を訪問しました。各大使館では,中央アジアの食べ物が提供されたり,ビデオ上映や伝統的衣服展示,楽器の演奏などが行われました。
- 各イベントの参加者には,「乙嫁語り」で有名な漫画家の森薫先生が本イベント用にデザインした中央アジア各国の民族衣装を着たキャラクターのポストカード,プラスチックカード,クリアファイルが配布されました。