ウクライナ
岩屋外務大臣によるシュミハリ・ウクライナ首相への表敬
令和6年11月16日
現地時間11月16日午後4時10分(日本時間16日午後11時10分)頃から約45分間、ウクライナ訪問中の岩屋毅外務大臣は、デニス・シュミハリ・ウクライナ首相(H.E. Mr. Denys SHMYHAL, Prime Minister of Ukraine)への表敬を行ったところ、概要は以下のとおりです。
また、表敬終了後、シュミハリ首相と岩屋大臣の立ち会いの下で、日・ウクライナ情報保護協定の署名が行われ、双方は、情報共有の制度的基盤となる同協定の署名を歓迎しました。
- 冒頭、シュミハリ首相は、岩屋大臣の訪問への歓迎の意を述べた上で、日本によるこれまでの支援に対する感謝の意を表しました。これに対し岩屋大臣から、極めて困難な戦時下において、国民生活を支える幅広い分野での政策を推進するシュミハリ首相へ敬意を表した上で、「ウクライナと共にある」との日本の立場は変わらず、就任後、初めての外国訪問の一環としてウクライナを訪問した旨述べました。
- 岩屋大臣から、日本はこれまで表明・実施している支援を着実に実施してく旨述べ、ロシアによるエネルギーインフラへの攻撃への憂慮を表明した上で、日本として引き続きエネルギー分野の支援を行っていく旨伝達しました。さらに、岩屋大臣から、シュミハリ首相が出席した本年10月のスイスにおけるウクライナ地雷対策に関する国際会議に言及し、双方は、来年秋の日本が主催する次回会議に向けて連携していくことで一致しました。
- 岩屋大臣から、ウクライナの復旧・復興について、官民一体で後押ししていくとの方針は不変である旨述べ、シュミハリ首相が出席した本年2月の日・ウクライナ経済復興推進会議等の成果の進捗について、JETROキーウ事務所の開設や、JICAやUNIDOを通じた日本企業の参画の後押しについて紹介しました。シュミハリ首相から、本年12月のスヴィリデンコ第一副首相兼経済相の訪日は経済関係に弾みをつける機会として重視している旨発言があり、双方は、同訪日を成功させるべく協力していくことで一致しました。また、投資協定の改正の交渉を加速化についても一致しました。
- この他、双方は、汚職対策を始めとするウクライナによる改革の取組や日・ウクライナ政府間の連携、人的交流の拡大について意見交換を行いました。