談話

平成26年2月19日

1. 我が国は、2月18日、ウクライナのキエフ市内において、反政府派とウクライナ警察との大規模な衝突が発生し、多くの死亡者が出ていることを深く憂慮します。

2.我が国としては、全ての当事者に対し、暴力を行使せず、最大限の自制と責任ある行動を取り、対話を通じて事態を早期に沈静化させることを強く求めます。

(参考1)ウクライナにおける大規模反政府集会について
(1) 昨年11月21日以降、ウクライナ政府がEUとの連合協定への署名を延期したことに反発し、首都キエフにおいて独立広場を中心に大規模反対集会が継続している。

(2) 2月18日、反政府側が、デモ活動のために最高会議の建物に向かって進もうとしたところで警察と衝突、その後、大規模な衝突に発展。警察側も、反政府側が構築したバリケードを突破し独立広場に迫っている。報道によれば反政府側に13名、ウクライナ内務省発表によれば警察側に6名の死者が生じている。負傷者については数百名単位で生じている模様。

(参考2)邦人への影響等
(1) 現地時間19日現在、邦人被害の情報には接していない。

(2) 邦人に対する注意喚起として、現地大使館より在留邦人に対し、従来より、累次情報提供・注意喚起を行っているところ、18日、電話・メール等を通じて改めて情報提供・注意喚起を行った。

(参考3)日本大使館周辺でも衝突が発生しており、同大使館前にもバリケードが設置され、大使館員が大使館の建物に近づけない状況であり、大使館員は、現在、市内の仮事務所にて勤務。(仮事務所の連絡先を公表済み。)。

(参考4)仮事務所の連絡先
・住所
ホテル「Premier Palace」内(2階)
5-7/29 T.Shevchenka Blvd/Pushkinska Str., Kiev 01004, Ukraine

・電話
在ウクライナ日本国大使館仮事務所
+380-44-244-1340(代表)
(平日:09:00-18:00(現地時間))(日本との時差:-7時間)

・FAX
+380-44-244-1338

・閉館時の電話連絡先
080-050-1457(ウクライナ国内からのみ)

・国外からの緊急連絡先
+380-953-784-991


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