談話

平成26年10月29日
1.10月26日,ウクライナにおいて最高会議(議会)選挙が,ウクライナ東部の一部及びクリミアを除き,おおむね自由かつ平穏に行われたことを歓迎します。
 
2.我が国としては,ウクライナの平和と安定のためには,ウクライナの主権及び領土一体性が尊重されるとともに,(1)経済状況の改善,(2)民主主義の回復,(3)国内の対話と統合の促進の3つが重要と考えており,今回の選挙が同国の民主主義の回復の更なる一歩となることを期待します。
 
3.今次選挙の公正な実施を支援するため,我が国は10名の監視要員を派遣しました。監視要員からは,全体として投開票が平穏に実施され,集計作業の透明性も確保されていたとの暫定的な報告を受けています。
 
4.我が国は,ウクライナにおいて新しい議会及び政府が速やかに組織され,諸課題の解決に向けて前進することを期待します。また,ウクライナの平和と安定の実現に向け,同国を支援していきます。

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