欧州

平成26年7月17日
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 7月17日(木)午後3時半から約30分間、ウクライナを訪問中の岸田文雄外務大臣は、アルセニー・ヤツェニューク首相(H. E. Mr. Arseniy YATSENYUK, Prime Minister of Ukraine)を表敬したところ、概要は以下のとおりです。
  1. 岸田大臣より、本年2月の政権交代以降、ウクライナ史上最も困難な時期に国内の改革を主導されたヤツェニューク首相に敬意を表する、日本として、貴国の政治・経済改革を積極的に支援したい旨述べました。また、日本はウクライナ危機発生以来、一貫して法の支配、ウクライナの主権及び領土一体性の尊重を主張しており、クリミアの併合など力を背景とする現状変更は決して容認できない旨述べました。これに対して、ヤツェニューク首相からは、日本の積極的な関与に深甚なる感謝の意が表明されました。
  2. 岸田大臣から、日本としては(1)経済状況の改善、(2)民主主義の回復、(3)国内対話と統合の促進の3点が重要との認識であり、具体的な日本の支援策について説明しました。これに対し、ヤツェニューク首相からは、ウクライナの平和と安定に向けた日本の積極的な支援に対して感謝の意が表明されると共に、日本企業の対ウクライナ投資について期待感が示されました。また、現在ヤツェニューク首相が進めている国内改革や危機の沈静化に向けた方策、東部ウクライナの情勢等について説明がなされました。

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