スロバキア共和国

平成31年4月25日
(写真1)日・スロバキア首脳会談(写真提供:内閣広報室) 日・スロバキア首脳会談
(写真提供:内閣広報室)
(写真2)日・スロバキア首脳会談(写真提供:内閣広報室) 日・スロバキア首脳会談
(写真提供:内閣広報室)
(写真3)日・スロバキア共同記者発表(写真提供:内閣広報室) 日・スロバキア共同記者発表
(写真提供:内閣広報室)

 4月25 日(木曜日)9時17分(現地時間)から約40分間,スロバキア共和国を訪問中の安倍晋三内閣総理大臣は,ペレグリニ・スロバキア共和国首相(H.E. Mr. Peter Pellegrini, Prime Minister of the Slovak Republic)と首脳会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

1 冒頭

 ペレグリニ首相から,初めての日本の総理によるスロバキア訪問を歓迎する,二国間での会談に加え,ブラチスラバにおいて「V4+日本」の枠組でも会合ができることは大変な光栄である旨述べました。これに対し,安倍総理から,日本の総理大臣として初めてスロバキアを訪問したことを嬉しく思う,本年OSCE議長国,OECD閣僚理事会議長国を務め,国際社会で活躍するスロバキアとの関係を一層深めたいと述べました。

2 文化交流

 両首脳は,来年2020年の「日・スロバキア交流100周年」を両国の伝統的友好関係を更に発展させる機会とすべく協力することで一致しました。

3 経済関係

 安倍総理は,現在,日本から60社以上の企業がスロバキアに進出し,両国の経済関係が大きく発展していることを歓迎すると述べました。また,7月1日には日・スロバキア社会保障協定が発効する予定であり,両国間の人的・経済的交流が一層促進されることを期待する旨述べました。
 安倍総理から,従前よりの製造拠点としての強みを活かし更なる潜在性のあるスロバキアへの投資を促進するため,スロバキアへのJETROミッションの派遣を決定したと述べるとともに,日EU・EPAの発効も受けて両国間の経済関係が更に深化することを期待する旨述べました。これに対し,ペレグリニ首相は,V4諸国なかんずくスロバキアが有する潜在力を紹介し,両首脳は二国間の経済関係を一層発展させていくことで一致しました。
 さらに,総理から,G20における自由なデータの流通の推進に関する取組について紹介し,ペレグリニ首相から,安倍総理のイニシアティブを支持する旨の発言がありました。

4 地域情勢

 両首脳は,北朝鮮情勢を含む地域情勢及び国際情勢についても意見交換を行いました。安倍総理から,我が国の最重要課題である拉致問題の早期解決に向けた理解と協力を求め,ペレグリニ首相の支持を得ました。


スロバキア共和国へ戻る