スロベニア共和国

令和元年10月23日
(写真1)安倍総理大臣とパホル・スロベニア大統領との会談(写真提供:内閣広報室)1 安倍総理大臣とパホル・
スロベニア大統領との会談
(写真提供:内閣広報室)
(写真2)安倍総理大臣とパホル・スロベニア大統領との会談(写真提供:内閣広報室)2 安倍総理大臣とパホル・スロベニア大統領との会談
(写真提供:内閣広報室)
 本23日,午前9時05分頃から約15分間,安倍晋三内閣総理大臣は,訪日中のボルト・パホル・スロベニア大統領(H.E. Mr. Borut PAHOR,President of the Republic of Slovenia)と会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。なお会談には,日本側から岡田直樹内閣官房副長官,林肇内閣官房副長官補及び長谷川榮一内閣総理大臣補佐官ほかが,スロベニア側から,アリア・ブルグレス大統領府長官及びアナ・ポラック=ペトリッチ駐日スロベニア大使ほかが同席しました。

1 冒頭

 安倍総理大臣から,パホル大統領の訪日を歓迎するとともに,「日・スロベニア関係は要人往来が活発化し,経済関係も拡大する等,大変良好である」旨述べました。これに対し,パホル大統領から,「素晴らしい行事に参列でき,光栄である」旨述べました。

2 二国間関係

 安倍総理大臣から,「基本的価値と欧州の結束の重要性を共有するスロベニアは重要なパートナーである」,「IT・先端技術分野に強みを有し,欧州における物流の地理的優位性を持つスロベニアとともに,経済関係の更なる拡大に向けて協力したい」旨述べました。これに対し,パホル大統領は「二国間関係は素晴らしいが拡大の余地がある。EU及びNATOの一員として政治・経済の両面,科学技術交流の拡大につき協力していきたい。また地元に溶け込む日本の企業風土を高く評価しており,日本からの投資の拡大を歓迎する」旨述べました。
さらに,両者は,東京オリンピック・パラリンピックに向けた両国間の交流の拡大等について意見交換を行い,協力を確認しました。

3 西バルカン

 パホル大統領より,「スロベニアは全ての西バルカン諸国と良好な関係にあり,西バルカンについても日本と協力したい」旨発言がありました。これに対し,安倍総理大臣から,「我が国も同様に西バルカンを重視し,西バルカン協力イニシアチブを立ち上げており,西バルカンへのゲートウェイであるスロベニアとも協力したい」旨述べました。

4 北朝鮮

 安倍総理大臣から,「拉致問題の早期解決に向け,理解と支持をお願いしたい」旨述べ,パホル大統領から理解を得ました。また両者は,北朝鮮情勢について意見交換を行いました。

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