スロベニア共和国
武藤外務副大臣のスロベニア訪問
平成27年11月27日



- 武藤容治外務副大臣は,11月18日から19日まで,スロベニア(リュブリャナ)を訪問し,ブルグレス国民議会議長(H.E. Dr. Milan Brglez),エリヤヴェツ外務大臣(H.E. Mr. Karl Erjavec)を表敬したほか,バウダシュ・クレト外務次官(Ms. Darja Bavdaž Kuret),ゾルマン・スロベニア日本友好議連会長(Mr. Branko Zorman)との会談を行いました。
- 外務副大臣として10年ぶりのスロベニア訪問となった今次訪問において,武藤副大臣から, 2013年3月のパホル大統領の訪日,同年6月の秋篠宮同妃両殿下の御訪問,昨年4月の安倍総理とブラトゥシェク首相(当時)との会談など,近年二国間関係が大きく前進していることは喜ばしく,スロベニアとの多層的な協力関係を更に発展させるべく,引き続き協力していきたい旨を伝えました。
- これに対し,スロベニア側から,両国の友好関係,特にハイテク分野における両国の企業間協力を通じた経済関係の強化を進めていきたいとの強い意向が表明されると共に,民主主義及び法の支配といった共通の価値観を有する両国が,世界の平和と安定のために国際場裡で協力していくことが重要である旨の発言がありました。
- また,武藤副大臣は,我が国を取り巻く安全保障環境につき触れた上で,我が国が「積極的平和主義」の立場から国際社会の平和と安定にこれまで以上に積極的に貢献していくために,「平和安保法制」を成立させたことを説明しました。スロベニア側は,説明に対する謝意を表明すると共に,「平和安保法制」への理解を示しました。
- さらに,武藤副大臣は,東日本大震災後の福島の復興状況に関するDVDを手交し,我が国の復興に向けた取り組みにつき説明したのに対し,スロベニアから感謝の意が表明されました。
- 武藤副大臣は,スロベニア政府関係者との間で昨今の中東情勢に起因する難民問題やテロ問題等についても意見交換を行いました。