ポーランド共和国

令和6年1月8日
握手する両外相
日・ポーランド外相会談の様子
共同記者発表の様子

 現地時間1月8日午後1時5分(日本時間同日午後9時5分)から約85分間、ポーランド共和国訪問中の上川陽子外務大臣は、ラドスワフ・シコルスキ・ポーランド共和国外務大臣(H.E. Mr. Radoslaw SIKORSKI, Minister of Foreign Affairs of the Republic of Poland)と外相会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、上川大臣から、初めてシコルスキ外相とお会いできて嬉しい、ポーランドは価値と原則を共有する戦略的パートナーであり、国際社会の分断と対立が深まる中、同志国間での連携はこれまで以上に重要、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化に向けて、二国間関係を一層強化していきたい旨述べました。また、能登半島地震の被害及び羽田空港での航空機事故に対するお見舞いメッセージへの謝意を述べました。
  2. さらに、上川大臣からは、中・東欧の雄として欧州で果たしているポーランドの役割は重要であり、地政学的重要性が飛躍的に高まっているブカレスト9(B9)、三海域イニシアティブ(3SI)など地域のマルチ枠組みでの協力も引き続き重要である旨述べました。
  3. これに対しシコルスキ外相からは、上川大臣によるポーランド訪問を歓迎する、新政権としても日本との戦略的パートナーシップを継続していきたい旨述べました。双方は、本年はポーランド・日本情報工科大学の創立30周年、クラクフの日本美術技術博物館(「マンガ」館)の設立30周年であることから、これらを契機としつつ議員交流を含め二国間関係をさらに深めていくことで一致しました。
  4. また、上川大臣から、新政権がEUと協調していく姿勢を示していることを歓迎する旨述べるとともに、1月7日にウクライナを訪問したことを言及しつつ、我が国の対ウクライナ支援の取組について説明しました。その上で、双方は、民間セクターの復興支援への関与を含め、今後とも対ウクライナ支援につき緊密に連携していくことで一致しました。
  5. その他、東アジア情勢を含む地域情勢について議論し、引き続き緊密に連携していくことで一致しました。

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