北大西洋条約機構(NATO)
上川外務大臣とストルテンベルグNATO事務総長との会談
令和6年4月18日
現地時間4月18日午後6時55分(日本時間4月19日午前1時55分)から約25分間、G7外相会合への出席のためイタリアを訪問中の上川陽子外務大臣は、イェンス・ストルテンベルグNATO事務総長(H.E. Mr. Jens Stoltenberg, NATO Secretary General)との間で会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 上川大臣から、近年、NATOがインド太平洋地域に目を向け、同時に日NATO協力のモメンタムも高まっていることを歓迎する旨述べるとともに、欧州・大西洋とインド太平洋の安全保障が不可分であることが益々明らかとなる中、日NATO協力を強化したい旨述べました。ストルテンベルグ事務総長は、アジアと欧州の安全保障は相互に連関しており、アジアで起こることは欧州にとっても重要であり、欧州で起こることはアジアにとっても重要である、その意味で、日本はNATOにとって重要なパートナーである旨述べました。
- 日NATO協力について、両者は、国別適合パートナーシップ計画(ITPP)に基づき取り組んできているサイバー、宇宙、戦略的コミュニケーション、WPS等の分野の具体的協力を一層進展させる重要性を確認しました。
- また、両者はロシアによるウクライナ侵略やインド太平洋等の地域情勢に関しても意見交換を行い、ウクライナ支援等においても引き続き緊密に連携していくことを確認しました。