欧州
「V4+日本」セミナー:
「EU・日本連結性パートナーシップの一環としての中・東欧における連結性」
Visegrad 4 Plus Japan Seminar 2021
Connectivity in Central and Eastern Europe
as an integral part of EU-Japan Connectivity Partnership
令和3年4月22日
- 4月21日、日本とヴィシェグラード4か国(V4:ポーランド、ハンガリー、スロバキア、チェコ)による「V4+日本」協力の一環として、外務省、在京ポーランド大使館(V4議長国)を始めとする在京V4各国大使館及びV4諸国との学術交流を進める学校法人城西大学との共催により、「V4+日本」セミナー「EU・日本連結性パートナーシップの一環としての中・東欧における連結性」が開催されました。
- 開会式の冒頭、日本政府を代表し、宇都隆史外務副大臣が基調講演を行いました。 この中で、宇都副大臣は、日本企業からV4諸国への高い関心が寄せられていることを紹介しつつ、日本と欧州を結ぶ連結性を確かなものにするには、インド太平洋が自由で開かれたものでなければならず、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向け、EUの中で存在感を増すV4諸国との連携を推進していく旨述べました。
- 基調講演に続いて行われたセッションにおいては、V4諸国から参加した実務担当者から、中・東欧地域での国境を越えたプロジェクトがいかに「日・EU連結性パートナーシップ」に貢献し得るか、また、同地域の連結性強化を目指す「三海域イニシアティブ」(注)を通じ、いかに日本との協力を推進できるかについて説明が行われ、オンラインでの参加者を交えて活発な意見交換が行われました。
(注)2015年に中・東欧・バルト地域における南北の連結性強化及び東西格差の縮小を目的として、ポーランドとクロアチアの主導により発足。三海域(バルト海、黒海及びアドリア海)に囲まれた地域のエネルギー、交通・運輸、通信・デジタル等の分野におけるインフラ整備を推進している。現在、V4の4か国を含む12か国が参加している。