サイバーセキュリティ
「V4+日本」サイバーセキュリティ・セミナー
Digital V4: Cybersecurity Seminar
令和2年11月24日
- 11月24日(火)、日本とヴィシェグラード4か国(V4:ポーランド、ハンガリー、スロバキア、チェコ)による「V4+日本」協力の一環として、在京ポーランド大使館(V4議長国)のイニシアティブにより、「V4+日本」サイバーセキュリティ・セミナーがオンラインで開催されました。
- セミナーの冒頭では、ミレフスキ駐日ポーランド大使の開会挨拶に続き、日本政府を代表し、赤堀毅サイバー政策担当大使が基調講演を行いました。
この中で、赤堀大使は、サイバー空間は、活力ある経済発展と新たな価値観・文化の基盤であり、民主主義と自由を支え、国際的な平和と安定に貢献し続けることを目的として、我が国が「法の支配の推進」「信頼醸成措置の推進」「能力構築支援」の3本柱を中心としたサイバー外交を国連等の場で展開していることを紹介するとともに、V4諸国とサイバーセキュリティ分野においても連携していく重要性を強調しました。
続いて、経済産業省の奥家敏和商務情報政策局サイバーセキュリティ課長から、我が国の産業分野におけるサイバーセキュリティの取組として、「サイバー・フィジカル・セキュリティ対策フレームワーク(CPSF)」(注1)及び関連ガイドラインの策定や「サプライチェーン・サイバーセキュリティ・コンソーシアム(SC3)」(注2)の設立などについて説明を行いました。 - 基調講演に続いて行われた各セッションにおいては、V4の4か国からそれぞれ2社計8企業がサイバーセキュリティに関する自社製品及びサービスを紹介し、我が国の民間企業関係者も交えて活発な意見交換行われました。
- (注1) サイバー空間とフィジカル空間を高度に融合させることにより実現される「Society5.0」、様々なつながりによって新たな付加価値を創出する「Connected Industries」における新たなサプライチェーン(バリュークリエイションプロセス)全体のサイバーセキュリティ確保を目的として、産業に求められるセキュリティ対策の全体像を整理したフレームワーク。
- サイバー・フィジカル・セキュリティ対策フレームワーク(CPSF)(経済産業省ホームページ)
- (注2) 産業界が一体となってサプライチェーン全体でのサイバーセキュリティ対策の推進を行うことを目的としたコンソーシアム
- サプライチェーン・サイバーセキュリティ・コンソーシアム(SC3)(経済産業省ホームページ)