欧州
GUAM諸国の観光振興分野関係者等の訪日
平成29年2月7日
外務省は,1月29日(日曜日)から2月4日(土曜日)まで,平成28年度GUAM諸国(【参考1】参照)実務者招へいを実施しました。
- 本年度は「観光振興」をテーマとして,アルタイ・エフェンディエフGUAM事務局長(H.E. Mr. Altai Efendiev, GUAM Secretary General),GUAM諸国の観光振興政策に携わる政府・民間関係者及びGUAM事務局関係者の合計10名が参加しました。
- 参加者は,我が国の観光振興に携わる行政機関,民間企業,大学等を訪問し,意見交換を行うことで,日本人観光客を惹きつけるための工夫や日本の官民における観光政策・戦略に関して知見を得ることが出来ました。
- 1月30日(月曜日)に外務省で開催されたワークショップでは,参加者が日本人観光客を想定して,GUAM諸国の観光地としての魅力に関してプレゼンテーションを行い,その後日本の有識者から,より多くの日本人観光客を惹きつけるための具体的な改善点につきコメントが得られました。
- 今回の訪日で得られた経験や人脈を基に,参加者が各国で観光振興政策に引き続き取り組むとともに,人的交流の促進を通して「GUAM+日本」協力が一層促進されることが期待されます。
【参考1】「民主主義・経済発展のための機構-GUAM」
民主化の促進と市場経済による経済発展を共通の目標とする旧ソ連邦の4か国(ジョージア,ウクライナ,アゼルバイジャン,モルドバ)によって,1997年に創設された対話と協力のための地域フォーラム(機構名GUAMは加盟国名の頭文字をとったもの)。事務局はウクライナの首都キエフにある。
【参考2】「GUAM+日本」会合及び「GUAM+日本」ワークショップ
2007年6月,アゼルバイジャンの首都バクーにおける第2回GUAMサミットの際,初めての「GUAM+日本」会合を実施。2015年12月には,第3回「GUAM+日本」外相級会合において,これまでの日・GUAM協力の成果を確認し今後の方針を定めた「協力プログラム」に署名。エネルギー安全保障,医療,水管理等をテーマとするワークショップを毎年開催してきており,今回のワークショップは10回目。