ドイツ連邦共和国
「日独若手専門家交流」プログラム参加者による岸外務省参与科学技術顧問表敬
令和元年12月10日

11月29日,岸輝雄外務省参与(科学技術顧問)は,外務省が毎年実施している「日独若手専門家交流」プログラムで訪日中のドイツ人若手専門家6名による表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。
- 冒頭,岸顧問から,自身の訪独経験の紹介と,これまでの研究内容についての説明がありました。これに対し,ドイツ人若手専門家から,今時訪日の機会に得た新たな学びの紹介と,それぞれの研究分野に関する説明がありました。
- 岸顧問から「SDGs等国際的な課題の解決を図る上で科学技術が外交において果たす役割が大きくなっている」,「科学技術と外交の連携を一層強化するため,新たに狩野光伸岡山大学教授に外務大臣次席科学技術顧問としての業務を委嘱した」旨発言がありました。これに対して,ドイツ人若手研究者から,国際的な課題の解決を図る上で日本が直面する課題について質問があり,岸顧問から日本を取り巻く地域情勢について説明がありました。
- その他,岸顧問とドイツ人若手専門家の間で日独における研究文化や女性の活躍,キャリア観に関して意見交換を行いました。
- [参考]
- 「日独若手専門家交流」は,科学分野で先進的な役割を果たしている日独間の協力関係の構築及び相互理解の促進を目的として,外務省が毎年ドイツから若手専門家を招へいし,日本の研究機関や民間企業を視察する機会を提供するもの(今回で23回目)。ドイツ連邦教育研究省による日本人研究者のドイツへの招へい事業と対になっている。
本年は,「バイオ分野(特に癌とアルツハイマー)」というテーマの下,6名のドイツ人若手専門家が訪日。