ドイツ連邦共和国

平成30年4月23日
日独外相握手
日独外相会談
 4月23日12時10分(日本時間24日1時10分)から約25分間,G7外相会合出席のためカナダ・トロントを訪問中の河野太郎外務大臣は,ハイコ・マース・ドイツ連邦外務大臣(H.E. Mr. Heiko MAAS, Federal Minister for Foreign Affairs) との間で,対面では初めてとなる外相会談を行ったところ,概要以下のとおりです。

1 冒頭

 マース大臣から,G7外相会合における議論に加え,個別に二国間会談ができることをうれしく思う旨述べ,両大臣は,国際社会の諸課題について緊密に意見交換していくことで一致しました。また,マース大臣から,早期訪日の意向が示されました。

2 二国間・日EU関係

(1)両大臣は,本年のベートーベンの交響曲第九番(「第九」)日本初演100周年を記念する「DAIKU2018」を通じた日独関係の一層の発展に向け協力していくことを確認しました。
(2)河野大臣から,日本は欧州の結束を重視している旨述べるとともに,英国のEU離脱プロセスにおける透明性及び予見可能性の確保を求めました。
(3)河野大臣から,安倍総理が1月の訪欧で提唱した「西バルカン協力イニシアティブ」に触れ,マース大臣は,EUへの加盟を目指す西バルカン諸国への日本の関与を歓迎しました。その上で,両大臣は,西バルカン諸国の改革支援のため日独で協力していくことで一致しました。
(4)両大臣は,日EU・EPA及びSPAは,日EU間の経済面及び政治面での関係強化に資するものであり,日EU・EPA及びSPAの早期署名・発効に向け協力していくことで一致しました。

3 地域情勢・国際場裡における協力

 両大臣は,地域情勢及び国際場裡における協力等についても議論を行い,特に,国連安保理改革に向け,G4として日独で緊密に協力していくことで一致しました。


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