スイス連邦
中根外務副大臣のスイス訪問(結果)
平成30年9月25日
中根外務副大臣は,9月10日から11日までスイスを訪問し,同国要人と会談等を行ったところ,概要は以下のとおりです。
1 マウラー副大統領兼財務大臣への表敬


冒頭中根副大臣から,マウラー副大統領兼財務大臣にお目にかかれたことを光栄に思う,日本とスイスは基本的価値を共有し,国際社会の諸課題において連携する重要なパートナーであり,スイスがアジアへの関心を高め,積極的に関与していることを歓迎する旨述べました。
マウラー副大統領兼財務大臣からは,最近日本で発生した台風21号や北海道地震による被害に対し,スイス国民を代表してお見舞いの言葉が述べられるとともに,外交,経済・金融分野を含め,両国が様々な分野で考えを共有し,有意義な協力を行っていることに対する評価が述べられました。
また,中根副大臣から,明年1年間大統領を務める同副大統領兼財務大臣に対し,東アジア情勢について,日本の立場を説明しました。
2 シュナイダー=シュナイター国民議会外交委員長兼スイス日本友好議員連盟会長との会談

冒頭,中根副大臣から,7月の衆議院公式派遣団スイス訪問時の温かな歓迎への謝意を述べるとともに,両国の科学技術分野での協力や,2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けたホストタウン・イニシアティブを通じた関係拡大を歓迎する旨述べました。
シュナイダー=シュナイター委員長からは,両国間の様々な共通点や基本的価値を基礎としてさらに協力関係を強化していきたいとの考えが述べられました。
また,中根副大臣から,厳しさを増す東アジア情勢について,日本の立場を説明し,シュナイダー=シュナイター委員長からは,スイスとしても情勢を懸念しており,紛争解決に向けて必要な協力を行いたいとの考えが述べられました。
3 その他
スイス滞在中,現地日系企業関係者との意見交換を行いました。