アジア欧州会合(ASEM)

平成27年12月18日
  1. 平成27年12月3日及び4日,ブルガリアのソフィアにおいて,第5回ASEM労働・雇用大臣会合が「アジアと欧州における持続可能な社会開発に向けて:ディーセントワークと社会的保護のための共通のビジョン」をテーマに開催され,我が国から三ッ林厚生労働大臣政務官ほかが出席した。

    (大臣会合の議題)
    セッション1:若年労働者市場を改善するための機会と課題
    セッション2:グローバルサプライチェーンにおけるディーセントワークと安全な職場の実現に向けて:より良好な労働・社会基準の促進
    セッション3:持続可能な開発と包摂的な成長を促進するための社会的保護への投資

  2. 同会合では,上記各セッションのテーマに関連する具体的取組をまとめたソフィア宣言(英文(PDF))別ウィンドウで開くが採択された。

    (ソフィア宣言の概要)
    若年労働者市場の改善
    ・若年者の学校から高等教育や雇用への移行の円滑化
    ・若年者の技能を高め,雇用へのアクセスを改善
    サプライチェーンにおけるディーセントワークと労働安全衛生の促進
    ・労働監督,苦情処理,企業の労働安全衛生確保への取組の促進
    成長と雇用のための適切な社会的保護の促進
    ・貧困や不平等を解消するための取組

  3. 三ッ林厚生労働大臣政務官からは,セッション1において,我が国の若年者雇用対策の取組として,若者雇用促進法や非正規雇用労働者の正社員転換の取組を紹介した。また,セッション3において,包摂的な成長に関連して,我が国の「一億総活躍社会」の実現に向けた取組を紹介した。
  4. 次回の第6回ASEM労働・雇用大臣会合は,アジアで開催される予定。

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