G7

令和6年7月17日

 現地時間17日午前9時25分(日本時間同日午後4時25分)から約150分間、上川陽子外務大臣は、G7貿易大臣会合セッション1「第13回WTO閣僚会議(MC13)後のWTOの優先事項と公平な競争条件(LPF)」に出席したところ、概要は以下のとおりです。

  1. 本セッションでは、冒頭、ゴズィ・オコンジョ=イウェアラ世界貿易機関(WTO)事務局長(Dr. Ngozi OKONJO-IWEALA, Director-General of the World Trade Organization)から、本年2月のMC13の結果も踏まえたWTOでの交渉の現状について説明があり、2026年の第14回WTO閣僚会議(MC14)を見据え、具体的な成果を出していくべくG7のリーダーシップへの強い期待が示されました。
  2. 上川大臣から、MC13で醸成されたモメンタムを生かしMC13で合意に近づいた案件について早期に成果を得る必要性を強調し、これまでにない新たな発想を持ってWTO改革を進めていく必要性を指摘しました。また、上川大臣は、WTOはビジネスに法的安定性、予見可能性を与える世界経済の重要なインフラであることを強調し、各国が危機感をもってWTOを支えていくことが重要である旨述べました。
  3. G7各国の間では、WTOを中核とする自由で公正な国際経済秩序の維持・強化に向けた取組に加え、非市場的政策・慣行への対処を含む公平な競争条件の確保に向けてG7で連携して取り組んでいくことを確認しました。
(参考)G7貿易大臣会合

 G7貿易大臣会合は、2021年(令和3年)のG7英国議長下で初めて開催され、昨年は我が国が議長として「G7大阪・堺貿易大臣会合」等を主催。本年はイタリア議長下で、2月7日に第一回会合(オンライン)を、7月16日-17日両日に第二回会合(対面)をレッジョ・カラブリアで開催。G7構成国及び欧州連合の貿易担当大臣に加え、アウトリーチ国・機関が一部参加。


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