セルビア共和国
上川外務大臣によるブチェビッチ・セルビア共和国首相への表敬
令和6年7月18日


現地時間7月18日午前10時(日本時間同日午後5時)から約50分間、セルビア共和国を訪問中の上川陽子外務大臣は、ミロシュ・ブチェビッチ・セルビア共和国首相(H.E. Mr. Miloš VUČEVIĆ, Prime Minister of the Republic of Serbia)への表敬を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- ブチェビッチ首相から、上川大臣によるセルビア訪問を歓迎したい旨述べつつ、「西バルカン協力イニシアティブ」の下、日本がこれまで行ってきた支援に対する感謝が述べられました。
- 上川大臣から、5月のブチェビッチ首相就任への祝意を表しつつ、同首相が、セルビア第二の都市であるノビ・サド市長であった時代に、日系企業の誘致に尽力したことに言及しつつ、日系企業への支援を要請しました。
続いて、上川大臣から、日本は一人一人の尊厳が尊ばれる平和な世界を希求している、西バルカン地域が平和と安定を享受するため、域内協力の推進と欧州への統合が重要である旨指摘しつつ、日本が「西バルカン協力イニシアティブ」の下で行っている様々な支援が、西バルカン地域全体の発展につながることへの期待を述べました。
その上で、双方は、2025年大阪・関西万博へのセルビアの参加の機会を含め、経済関係を中心に、良好な二国間関係をさらに発展させていくことで一致しました。 - また、ブチェビッチ首相からコソボ情勢を含む西バルカン地域の現状について説明がありました。これに対し、上川大臣から、日本はEUが仲介する「ベオグラード・プリシュティナ対話」を通じた問題解決を支持しており、この対話の下で、全ての関係者がそれぞれの義務を誠実に履行していくことが重要である旨述べました。双方は、西バルカン地域の平和と安定及びこのための対話の重要性で一致しました。