アフリカ
平成28年度第3回シティ・ツアーの開催(結果)
平成28年11月21日


- 外務省と国土交通省は、アフリカ・インフラ協議会(注)と協力し、アフリカ各国に向けて積極的に情報発信を行うとともに、相手国との関係構築等を図るため、情報通信技術(ICT)を活用した「質の高いインフラ」をテーマに、在京アフリカ大使館向けのシティ・ツアーを開催し、13か国20名の在京大使等が参加したところ、その結果概要は以下の通りです。
- 開催日 平成28年11月16日(水曜日)
- 主催 外務省、国土交通省(共催)
- 出席国・人数 13か国20名(太字は大使出席国)
アンゴラ、コンゴ民主共和国、ジブチ、エジプト、エチオピア、ガーナ、リベリア、マラウイ、ルワンダ、南アフリカ共和国、タンザニア、ウガンダ、ザンビア - 結果概要
ツアー冒頭、国土交通省が推進する建設現場への情報通信技術(ICT)の全面的な活用(i-Construction)について説明した後、アフリカ・インフラ協議会会員企業の東京製綱よりインフラシステムや海外での取組事例を紹介しました。
コマツIoTセンタにおいては、スマートコンストラクションの取組、建機、ドローンの説明等を行った後に、最新のICT建機やドローンによる測量のデモンストレーションを実施しました。さらに各国在京大使等にICT建機に試乗いただき、我が国の技術力に高い関心が示されました。
日立製作所デモンストレーション施設においては省電力型上下水道システム、公共交通需要のシミュレーションやウォークスルー型指静脈認証等を紹介し、各国在京大使等との活発な意見交換を行いました。
また、視察後には、アフリカ・インフラ協議会会員と各国在京大使等との意見交換を実施し、大野泰正国土交通大臣政務官より、シティ・ツアーを通じて、我が国の「質の高いインフラ」への理解を深めていただくとともに、アフリカ本国関係者への共有が図られることへの期待が述べられました。また、宮本洋一アフリカ・インフラ協議会会長より、アフリカにおける「質の高いインフラ投資」の実現に向けて、各国在京大使等との更なる関係構築を図っていきたいとの挨拶がありました。さらに、在京大使館参加を代表して、ベティ・グレース・アケチーオクロ・ウガンダ共和国大使より、我が国の最先端技術への評価が示されたとともに、今後の協力関係の強化について期待が寄せられました。


(注)私有地の中で安全に配慮して試乗しています。


【参考】
(注)アフリカ・インフラ協議会とは、第6回アフリカ開発会議(TICAD VI)時の「日・アフリカ官民インフラ会議」(本年8月26日・27日開催)において採択された、「質の高いインフラ投資の推進のためのリーダーズステイトメント」等を踏まえ、9月に発足。現在、会員は民間企業・団体133社。