アフリカ
平成29年度第1回シティ・ツアーの開催(結果)
平成29年5月25日
- 外務省と国土交通省は,アフリカ・インフラ協議会と協力し,アフリカ各国に向けて積極的に日本の「質の高いインフラ」を発信するとともに,相手国との関係構築等を図るため,在京アフリカ大使館を対象とした「シティ・ツアー」を開催しました。今回は,15ヵ国24名の在京大使等に対して、日本の交通信号システムや都市部における水害対策を紹介しました。
- 開催日 平成29年5月18日(木曜日)
- 主催 外務省、国土交通省(共催)
- 出席国・人数 15か国24名(太字は大使出席国)
アンゴラ、エチオピア、ガーナ、コンゴ民主共和国、ザンビア、ジブチ、ジンバブエ、ブルキナファソ、ボツワナ、マラウイ、マリ、南アフリカ、リベリア、レソト、ルワンダ - 結果概要


- (1)現地視察:日本信号久喜事業所(埼玉県久喜市)
アフリカ・インフラ協議会会員企業である日本信号株式会社の久喜事務所を訪問し、先進的な信号システムの生産現場を視察し、最適な交通信号の制御を行うことが、各都市の交通渋滞に対する一つの解決策になり得ることを紹介しました。



- (2)現地視察:首都圏外郭放水路(埼玉県春日部市)
地下のパルテノン神殿と呼ばれる世界最大級の地下放水路(首都圏外郭放水路)を視察し、日本の土木技術が結集された本施設によって、都市部が洪水被害から守られていることについて紹介しました。



- (3)在京アフリカ大使等とアフリカ・インフラ協議会会員との意見交換
冒頭、大野国土交通大臣政務官より、本日の視察で感じたことを本国に共有いただくとともに、各国における今後のインフラ発展のきっかけにしてもらいたいと挨拶しました。
また、宮本アフリカ・インフラ協議会会長より、ガーナでの官民インフラ会議を通じて、日本の技術力に高い関心が寄せられていることを改めて実感し、今後も、日本は「クオリティ(質)とエンパワーメント(人材育成)」を持って各国の発展に貢献していきたいとの挨拶がありました。
さらに、在京大使館の参加者を代表して、フランソワ・ウビダ・ブルキナファソ大使より、シティ・ツアーの開催に対する感謝の意と、インフラ分野における日・アフリカ間の協力関係の強化に向けて、国土交通省及びアフリカ・インフラ協議会には、日本企業のアフリカ進出を率いるエンジンの役割を果たしてほしい旨挨拶がありました。


(参考)
アフリカ・インフラ協議会とは,第6回アフリカ開発会議(TICAD VI)の際の「日・アフリカ官民インフラ会議」において採択された,「質の高いインフラ投資の推進のためのリーダーズ・ステートメント(PDF)
」等を踏まえ,昨年9月に発足した官民合同の協議会。現在,会員は民間企業・団体142社。