G20(金融・世界経済に関する首脳会合)

G20ハンブルク・サミット

平成29年7月8日

英語版 (English)

  • 写真1:首脳集合写真撮影
    首脳集合写真撮影
  • 写真2:サミット第1セッション(ワーキングランチ)の様子
    第1セッション(ワーキングランチ)「経済成長・貿易」(代表撮影)

 2017年7月7日~8日,ドイツ・ハンブルクにて開催されたG20ハンブルク・サミットに安倍総理が出席したところ,概要以下のとおり。

1.総論

 今般のG20ハンブルク・サミットは、「相互に連結された世界の形成」というテーマのもと、世界経済の成長が依然として緩やかで、様々な下方リスクが存在する中、G20としていかに連携してこれらリスクに対応しつつ成長を強化していくか等、首脳間で率直な意見交換が行われた。首脳会合後に、首脳声明(骨子(PDF)別ウィンドウで開く / 仮訳(PDF)別ウィンドウで開く / 英文(PDF)別ウィンドウで開く)を採択した。

 安倍総理は、「国際経済協調の第一のフォーラム」であるG20の最重要課題を扱う第1セッション「経済成長・貿易」において、リード・スピーカーとして首脳間の議論を牽引した。また、今次サミットの議長であるメルケル首相が特に重視する、テロ対策や女性の活躍推進についても、「テロ対策」をテーマとするリトリートにおいて議論に貢献するとともに、「女性起業家資金イニシアティブ」の立ち上げイベントにも参加するなど、積極的な役割を果たした。

 とりわけ、リード・スピーカーを務めた第1セッション「経済成長・貿易」では、安倍総理から、アベノミクスの「三本の矢」の成果を紹介しつつ、構造、財政及び金融政策の全ての政策手段を用いることが引き続き必要であることを訴えた。また、経済成長の果実を社会の隅々まで行き渡らせるには、イノベーションや生産性向上を推進するとともに包摂性を実現し、「成長と分配の好循環」を創り上げること等が重要である旨指摘した。安倍総理の提言に対し、複数の首脳から賛同が示された。

2.サミットの主な成果

 5月のG7タオルミーナ・サミットでも重視された以下の分野を中心に、安倍総理をはじめ日本政府は力強く働きかけを行い、G20として合意した。

  • (1)下方リスクに対応し、世界経済の成長を強化するため、金融政策、財政政策及び構造改革の全ての政策手段を個別にまた総合的に用いること。また、経済成長と雇用創出の追求に当たって、更なる包摂性及び公正を促進し、格差を削減すること。
  • (2)開かれた市場を維持し、全ての不公正な貿易慣行を含む、保護主義と引き続き闘うこと。
  • (3)鉄鋼等の産業部門における過剰生産能力問題に対処するための協力を一層強化すること。
  • (4)米国は温室効果ガスの排出削減のアプローチに強くコミットするとともに、他のG20はパリ協定への強いコミットメントを迅速に実施すること。
  • (5)女性のエンパワーメントを推進するとともに、その観点から、途上国の女性起業家への支援を拡大するための「女性起業家資金イニシアティブ」を立ち上げること。

3.リトリート(テロ)

 更に、今次サミット初日に、G20首脳のみが参加したリトリートにおいて、「テロ対策」について議論が行われ、同日、「テロ対策に関するG20首脳声明」(骨子(PDF)別ウィンドウで開く / 英文(PDF)別ウィンドウで開く)が発出された。

 安倍総理からは、世界各地で残虐非道なテロ事件が連続して発生し、数多くの無辜の市民が命を奪われていることは痛恨の極みであり、日本は、G20メンバーとして、また、国連安保理メンバーとして、国際社会と共にテロと戦う決意である旨発信した。

 また、世界の経済成長の阻害要因として、テロに加えて地政学的リスクを挙げた上で、北朝鮮の核・ミサイル開発は新たな段階の脅威となっており、国際社会の最優先事項である旨強調した。また、今次G20サミット直前の4日の北朝鮮による弾道ミサイル発射についても説明しつつ、度重なる警告にもかかわらず挑発行動を継続しており断じて容認できない、厳しい制裁措置を盛り込んだ安保理決議の早期採択など、国際社会で北朝鮮に対する圧力を強化すべきであり、引き続きG20各国とも連携していきたい旨訴えた。

4.2019年議長国

 今次サミットにおいて、日本が2019年のG20議長国に決定した。これまでのG20サミットにおける日本の取組や貢献を踏まえつつ、G20において更に主導力を発揮していく。

【参考】G20ハンブルク・サミット
(1)日程
7月7日(金)
  • リトリート(G20メンバーのみ)【テロ対策】
  • 第1セッション(ワーキング・ランチ)【経済成長・貿易】
  • 第2セッション【開発・気候変動・エネルギー】
7月8日(土)
  • 第3セッション 【アフリカ・移民・保健】
  • 第4セッション(ワーキング・ランチ)【デジタル化・女性・雇用】
  • 閉会セッション
(2)参加国・国際機関:

(ア)G20メンバー
 日本,伊,加,仏,米,英,独,EU,中,露,アルゼンチン,豪,ブラジル,印,インドネシア,韓,メキシコ,サウジアラビア,南ア,トルコ
(イ)招待国
 スペイン,蘭,ノルウェー,星,越(APEC議長国),セネガル(NEPAD議長),ギニア(AU議長)
(ウ)国際機関
 国際連合,国際通貨基金(IMF),世界銀行,世界貿易機関(WTO),国際労働機関(ILO),金融安定理事会(FSB),経済協力開発機構(OECD),世界保健機関(WHO)


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