パプアニューギニア独立国

平成30年5月31日

 2018年5月25日~26日,堀井学外務大臣政務官は,パプアニューギニアのポートモレスビーを訪問し,アジア太平洋経済協力(APEC)貿易担当大臣会合に出席しました。

1 「アジア太平洋経済協力(APEC)貿易担当大臣会合」出席(5月25~26日)

(写真1)貿易担当大臣会合集合写真(APEC事務局のホームページより) 貿易担当大臣会合集合写真(APEC事務局のホームページより)
(写真2)発言する堀井政務官 発言する堀井政務官
  • (1)5月25日及び26日に開催されたAPEC貿易担当大臣会合では,多角的貿易体制の支持,持続可能で包摂的な成長の促進,地域経済統合と連結性の深化,2020年以降のAPECのビジョン等について議論が行われました。
  • (2)会合において,堀井政務官からは,日本は自由貿易の旗手としてAPECが掲げる自由貿易を引き続き強く推進することやWTOを中心とする多角的貿易体制を支持することを述べました。
  • (3)また,アジア太平洋地域が包摂的に成長し,繁栄するためには連結性の強化が重要であり,そのためには,量のみならず,国際スタンダードに則った質の高いインフラを整備すること,そして,G7伊勢志摩原則に加えインフラの「開放性」の確保も必要であることを強調しました。
  • (4)加えて,APECの将来ビジョンについて,APECが産業界と連携しつつインキュベーターとして先進的な取組を進めてきたことを踏まえ,デジタル貿易等の時代に即した課題に果敢に挑戦し,アジア太平洋地域の更なる成長を促すことを期待すると述べました。

2 リムビング・パト・パプアニューギニア外務貿易大臣との会談(25日)

(写真3)リムビング・パト・パプアニューギニア外務貿易大臣と
  • (1)会合期間中,堀井政務官はパプアニューギニアのリムビング・パト外務貿易大臣(MRT議長)と会談を行いました。
  • (2)堀井政務官から,本年2月にパプアニューギニアで発生した地震へのお見舞いとお悔やみを伝えるとともに,5月18~19日に福島県で行われた第8回太平洋・島サミット(PALM8)における協力への謝意を伝えました。これに対し,パト大臣より先の地震発生に対する日本の支援への謝意が表明され,双方は両国関係について意見交換を行いました。

3 有償資金協力「ポートモレスビー下水道整備事業」視察他

(写真4)下水道建設視察の様子
  • (1)25日,堀井政務官は,日本の円借款により建設中のポートモレスビー下水道整備事業を視察しました。
  • (2)また,現地邦人援助関係者と懇談を行い,パプアニューギニアの経済協力支援の現状と課題について意見交換を行いました。
(参考)ポートモレスビー下水道整備事業(概要)
下水を海中に放流し,沿岸部の水質汚濁,サンゴ礁等の海洋環境の破壊や地域住民の衛生環境への悪影響を及ぼしているポートモレスビーにおいて,下水道施設の建設を通じ,下水道サービスの提供及び沿岸海域への汚水流出の抑制を図るもの。

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