科学技術
松本外務大臣科学技術顧問の英(含日英科学技術協力協定締結30周年記念レセプション出席)、仏(ストラスブール)、チェコ訪問
令和6年11月5日
10月13日から19日まで、松本洋一郎外務大臣科学技術顧問は英国、ストラスブール(フランス)、チェコを訪問し、現地日本人研究者との会合、政府関係者や学術関係者との意見交換、科学技術関連機関への訪問などを行いました。
英国



- 松本顧問は、日本学術振興会(JSPS)ロンドン研究連絡センター及び科学技術フェローの協力により、在英国日本国大使館において、教授から博士課程学生まで、現地で活動する研究者と有意義な意見交換を行い、日本の科学技術力強化、国際頭脳循環、日英研究交流促進などに関し、多くの示唆に富んだ意見が示されました。若手研究者による継続的かつ主体的な議論は提言として取り纏められ、若手研究者から松本顧問に当日説明がなされました。また、松本顧問は、科学技術外交に関する講演を行い、日本の科学技術力強化に向けた取組を紹介しました。
- 松本顧問は在英日本国大使館で開催された「日英科学技術協力協定締結30周年記念レセプション
」に出席し、スピーチを行いました。レセプションには、バランス英国科学・研究・イノベーション省閣外大臣、マクリーン英国政府首席科学顧問をはじめ英国政府関係者、複数のノーベル賞受賞者を含む英国の大学・国立研究所等の研究者や産業団体、また当地で活躍する日本人研究者など、合計約150名が参加しました。また、関係機関・産業団体と協力したオールジャパンでの科学技術外交強化の観点から、英国関係機関の協力も得て、JSPS、JST及びAMEDによる研究・人材交流支援、高温ガス炉、フュージョン、量子通信、廃炉技術、宇宙デブリ除去いった日本の先端技術や日英科学技術協力のグッドプラクティスを紹介するブースが出展されました。
- さらに松本顧問は、ハーウェル・サイエンス・アンド・イノベーション・キャンパス(Harwell Science and Innovation Campu)のダイヤモンドライトソース、国立量子コンピューティングセンター(NQCC)、ラザフォードアップルトン(RAL)研究所アイシス(ISIS)中性子線施設を視察し、国際共同研究の促進に向けた意見交換を行いました。
ストラスブール(フランス)



- 松本顧問は、日本学術振興会(JSPS)ストラスブール研究連絡センターが主催した、現地日本人研究者との意見交換会に出席し、日本の科学技術外交の取組を紹介しました。会合において、松本顧問は、日本の科学技術力強化、国際頭脳循環、人材育成などについて、率直な意見交換を行いました。
- また、松本顧問は、消化器がん研究所(IRCAD)を訪問し、デジタルやAIを駆使した先進的な手術及び今後の世界的な取組について説明を受けました。
チェコ



- 松本顧問は、チェコ研究・開発・イノベーション評議会、チェコ科学アカデミーを訪問し、科学技術を巡る課題、日本とチェコとの科学技術協力、学術交流について活発な意見交換を行いました。
- また、松本顧問は、チェコ工科大学情報学・ロボティクス・サイバネティクス研究所を視察し、AIやロボット工学の活用、企業との連携に関する潜在的な可能性等について意見交換を行いました。