カザフスタン共和国
深澤外務大臣政務官のカザフスタン共和国訪問(結果)

6月5日から8日にかけて、深澤陽一外務大臣政務官は、カザフスタン共和国を訪問しました。概要は以下のとおりです。
1 国際科学技術センター(ISTC)創設30周年記念会合への出席


6月6日、深澤政務官は、国際科学技術センター(ISTC)の創設30周年記念会合に出席し、ISTC事務局長や同運営理事会議長、カザフスタン共和国科学・高等教育大臣、及び、米国やEUなどのISTC締約メンバー代表とともに開会挨拶を行いました。開会挨拶の中で、深澤政務官は、大量破壊兵器に関連する知識や技術を持つ研究者・技術者の平和的な研究活動を支援し、科学技術を良き目的のために使用するISTCの役割を評価するとともに、そうした考えが日本の提案により作成されたISTCの戦略ロードマップに引き継がれていること、また、日本が中央アジア・コーカサス地域及び世界の成長に向けたISTCとの連携の重要性を認識していることに言及しました。さらにISTCが2025年大阪・関西万博に参加することにも触れ、多くの関係者に大阪・関西万博への積極的な参加を呼びかけました。
加えて、深澤政務官は、デビッド・クリーブISTC事務局長(Mr. David Cleave, the Executive Director of ISTC)やロナルド・レーマン同運営理事会議長(Ambassador Ronald Lehman, the Chairman of the ISTC Governing Board)、締約メンバー関係者等とISTCを通じた更なる連携の可能性等について意見交換しました。
2 カザフスタン共和国政府要人との会談


6月7日、深澤政務官は、アカン・ラフメトゥリン・カザフスタン共和国外務第一次官(Mr. Akan Rakhmetullin, First Deputy Minister of Foreign Affairs of the Republic of Kazakhstan)と会談し、本年の「中央アジア+日本」対話・首脳会合の開催に向けた連携強化を始め、二国間・多国間の協力案件について、引き続きよく連携していくことで一致しました。
また、同日、深澤政務官は、サヤト・ヌルベク・カザフスタン共和国科学・高等教育大臣(H.E. Mr. Sayasat Nurbek)と会談し、大学間交流やISTCを通じた連携を含む更なる科学技術協力の可能性等について意見交換しました。
3 旧ソ連抑留日本人死亡者慰霊碑への献花


6月6日、深澤政務官は、第二次大戦後、ソ連によって抑留・カザフスタンに強制移送され、同地で亡くなった日本人抑留者を追悼するために日本政府によりアスタナの中心部に建立された慰霊碑を訪問し、献花を行いました。
4 日本企業関係者との意見交換
6月7日、深澤政務官は、カザフスタンに進出する日本企業関係者と会合し、二国間経済関係の更なる発展やISTCとの連携強化のための方途につき意見交換を行いました。
5 スポーツ・文化交流


6月6日、深澤政務官は、本年9月にカザフスタンで開催される第5回遊牧民国際競技大会の準備事務局を訪問し、スポーツ交流の活発化に向けた意見交換を行いました。
また、7日、深澤政務官は、アスタナ・オペラを訪問しました。同劇場のアスタナ・バレエ団には4名の日本人バレリーナが所属しており、深澤政務官は、日本人バレリーナの活躍と文化交流の促進を祈念し、激励のメッセージを送りました。