科学技術
我が国が参加する主要な多国間科学技術協力の取組
令和5年8月4日
1 イーター(ITER)事業
- イーター事業は,環境への負担が少なく,持続可能なエネルギー源の一つとして期待される核融合の科学的,技術的な実証を目的に,実験炉を建設・運用する国際共同プロジェクト。
- 日本,韓国,中国,インド,米国,ロシア,EUが参加。
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2 国際科学技術センター(ISTC)
- ISTCは,旧ソ連諸国の大量破壊兵器及びその運搬手段の研究開発に従事していた科学者・技術者を平和目的の研究開発プロジェクトに従事させることにより,大量破壊兵器関連技術の拡散防止に寄与することを目的とする国際機関。
- 日本,米国,EU,ノルウェー,韓国,カザフスタン,アルメニア,キルギス,ジョージア,タジキスタンが参加。
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3 地球規模生物多様性情報機構(GBIF)
- GBIFは,生物多様性に関するデータを集積し,全世界的に利用することを目的とした国際科学協力プロジェクト。
- 正会員・準会員あわせ96団体(57カ国,39機関)が参加。
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4 ヒューマン・フロンティア・サイエンス・プログラム(HFSP)
- 生体の持つ優れた機能の解明のための基礎研究活動を,学際,国際,若手重視の理念のもとに推進し,その成果を広く人類全体の利益に供することを目的とする国際共同研究助成を行う機関。
- 助成を受けた研究者の中から26名のノーベル賞学者を輩出している。
- 日本,米国,EU,英国,ドイツ,フランス等17カ国・極が運営支援。
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5 国際深海科学掘削計画(IODP)
- 日本の地球深部探査船「ちきゅう」と米国及び欧州の掘削船を主力船として深海部を掘削し,地球環境変動,地球内部構造,地殻内生命圏等の解明を目的とする国際協力プロジェクト。
- 25カ国から参加。
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6 アルゴ計画
- 世界の海洋の状況をリアルタイムで把握するシステムの構築と維持を目指す国際協力プロジェクト。採取したデータはウェブサイトで公表され,海洋学・気象学観測,環境変動予測等の研究に活用されている。
- 参加国はフロート(観測機器)約3,900個を地球の全海域に投入(うち,我が国が投入したフロートは約190個)。
- 31カ国・地域が参加。世界気象機関(WMO),ユネスコ政府間海洋学委員会(IOC)等の国連機関の支援を受けている。
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