ALPS処理水海洋放出の安全性
岸田総理大臣とグロッシー国際原子力機関事務局長との電話会談
令和6年9月20日
9月20日、午後3時から約15分間、岸田文雄内閣総理大臣は、ラファエル・マリアーノ・グロッシー国際原子力機関(IAEA)事務局長(H.E. Mr. Rafael Mariano Grossi,Director General of the International Atomic Energy Agency)と電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 岸田総理大臣から、グロッシー事務局長に対して、ALPS処理水の海洋放出についての同事務局長のコミットメントに改めて謝意を述べた上で、今般、我が国からの提案を踏まえ、IAEAの枠組みの下で現行のモニタリングを拡充することについて一致できたことを歓迎する旨述べました。
- また、岸田総理大臣から、日本は、IAEAと連携しながら「最後の一滴」まで安全な放出を行い、国際社会に対して透明性高く自国の取組を説明していく旨述べました。
- グロッシー事務局長からは、ALPS処理水の海洋放出は、引き続き、IAEAの安全基準に即した形で計画どおり実行されていることが確認されており、IAEAの枠組みの下での追加的なモニタリングの早期実施に向けて、引き続き日本政府と強力に連携して取り組んでいく旨述べました。
- 両者は、引き続き、ALPS処理水の海洋放出を含め、様々な分野で緊密に連携していくことで一致しました。