通常兵器の軍縮及び過剰な蓄積禁止に関する我が国の取組

令和5年9月7日
武器貿易条約第9回締約国会議に出席する小笠原一郎軍縮代表部大使の様子
会場モニターに映し出される小笠原一郎軍縮代表部大使
  1. 8月21日から25日まで、スイスのジュネーブにおいて、武器貿易条約(ATT)第9回締約国会議(The Nineth Conference of States Parties: CSP9)が開催され、我が国からは小笠原一郎軍縮代表部大使が代表団長として出席しました。
  2. 2013年にATTが国連総会で採択された後、10周年を迎える本年のCSP9には、計114か国(ATT締約国90、署名国18、オブザーバー国6)及び国際機関や市民社会等の代表が出席し、ATTの効果的な履行、武器移転の透明性及び条約普遍化の促進等について議論が行われました。
  3. CSP9において、我が国は、通常兵器の非合法取引及び違法な備蓄が国際社会の平和と安定に大きな脅威となるとの観点から、ATTの重要性を強調した上で、アジア諸国を始めATTの普遍化にコミットを示しました。更に、本条約において主要な作業を担う効果的な条約履行に係る作業部会と他の作業部会の調和した連携促進に向け、積極的な貢献を行いました。
  4. この会合で、我が国は、2024年に開催予定の第10回締約国会議(CSP10)に向けた1年間の会期における副議長に選出されました。我が国は引き続き、ATTを通じて、武器の貿易・移転に係る適切な管理等に関して、国際社会において主導的役割を果たすよう努めていきます。

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