高市総理大臣演説

令和8年10月7日
高市総理大臣の祝辞を代読する中西内閣官房副長官 (写真提供:海外日系人協会)

 10月7日、第66回海外日系人大会開会式において、高市早苗内閣総理大臣が以下の祝辞を寄せ、中西祐介内閣官房副長官が代読しました。

 本日、第66回海外日系人大会が海外からの多くの参加者を得て盛大に開催されることを、日本政府及び日本国民を代表し、謹んでお祝い申し上げます。本日、この会場には世界約20か国から約200人の方が参加されていると伺っています。この大会のため、遠路御来日くださった日系人の皆様を心より歓迎いたします。また、準備に御尽力されてきた海外日系人協会をはじめとする関係者の皆様に敬意を表します。
 日本人の海外移住は、明治時代に始まり、北米・中南米を中心に多くの方が日本から集団で移住されました。近年では、個人または家族単位で世界各地へ移住する方も増えています。
 日系人の皆様が今日までにそれぞれの地で積み重ねてこられた歩みは、祖国を離れ、異なる文化や環境の中で幾多の困難を乗り越えながら、たゆまぬ努力と不屈の精神によって築き上げてこられた、かけがえのない財産であります。今年、ペルーでは、日系三世のケイコ・フジモリ大統領が誕生しました。
 今年、アルゼンチン、パラグアイ、ドミニカ共和国では節目の周年行事が行われ、8月には、秋篠宮皇嗣同妃両殿下がパラグアイを訪問され、日系社会の皆様と交流されましたが、今日、日本が世界各国との間で築き上げてきた緊密な関係も、皆様が現地社会において長年にわたり育まれてきた信頼と実績の上に成り立っています。
 海外日系人大会は、昭和32年に第1回に当たる大会が開催されて以来、66回にわたり、日本と海外日系人とを結び続けてきた大変歴史のある大会です。
 今回の大会が、皆様と共にこれまで築いてきた日系コミュニティの絆を更に深め、未来に向けた新たな発展への礎となることを心より願っております。
 また、ここに集われた皆様一人ひとりが培ってこられた豊かな経験と知恵が共有され、活発かつ建設的な議論が交わされることで、日本と日系人の皆様とのつながりのみならず、日本と世界とのつながりが更に強固なものとなることを期待しております。
 結びに、本大会の盛会を願い、皆様の御健勝と益々の御発展をお祈り申し上げます。

内閣総理大臣
高市早苗