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チュオン・ヴィン・チョン・ベトナム社会主義共和国副首相の安倍総理表敬について

平成19年7月3日

 7月3日(火曜日)、11時40分より約15分間、安倍総理は訪日中のチュオン・ヴィン・チョン・ベトナム社会主義共和国副首相の表敬を受けたところ、概要以下の通り。

1.冒頭

 安倍総理より、チョン副首相一行が我が国司法制度の研究のため訪日したことを歓迎する、法の支配を確立することは国家建設の基礎であるので、貴副首相の今次訪日の意義は大きい旨述べた。これに対してチョン副首相より、ズン首相からのメッセージとして、昨年10月の訪日が素晴らしかったこと及び昨年11月の安倍総理のベトナム訪問への謝意が表明され、今日のベトナムの政治的安定と経済発展に大きく貢献してきた日本の支援に対しベトナム政府及び国民は感謝している旨述べた。

2.二国間関係

 チョン副首相より、ベトナムは経済的発展と国際経済への統合を順調に進めているが、司法面での整備は遅れており、司法面における日本の支援も期待する旨述べた。これに対し、安倍総理より、引き続きベトナムの司法改革への取り組みに対しても可能な限り協力していきたい旨述べた。
 安倍総理より、日本からベトナムへの投資は増え二国間経済関係は良好であるが、現在交渉中の日ベトナム経済連携協定が締結されれば更に経済関係が強化されると期待している、また、ズン首相と合意した「戦略的パートナーシップ」の構築に向け、二国間関係のみならず国際場裡においても協力を深めていきたい旨述べた。これに対してチョン副首相より、「戦略的パートナーシップ」に向け両国関係は更に発展することを確信している、特に首脳間で取り上げられた3案件(南北高速鉄道、南北高速道路及びホアラック・ハイテクパーク)への日本の支援に関して日本政府の真剣な対応に感謝すると述べた。安倍総理より、3案件についてはその重要性を認識し、現在行われている調査の結果を踏まえて対応していきたい旨述べた。

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