英国(グレートブリテン及び北アイルランド連合王国)

英国(グレートブリテン及び北アイルランド連合王国)
(United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)

基礎データ

令和元年5月22日

  • 英国(グレートブリテン及び北アイルランド連合王国)国旗

一般事情

1 面積

24.3万平方キロメートル(日本の約3分の2)

2 人口

6,600万人(2017年)

3 首都

ロンドン(人口約883万人,2017年)

4 言語

英語(ウェールズ語,ゲール語等使用地域あり)

5 宗教

英国国教会等

6 国祭日

女王公式誕生日(毎年決定される。6月の第2土曜日が多い。)

7 略史

年月 略史
1066年 ノルマンディ公ウィリアム,イングランドを征服
1707年 スコットランド王国及びイングランド王国合併,グレートブリテン連合王国成立
1801年 グレートブリテン及びアイルランド連合王国成立
1858年 日英修好通商条約締結
1902年~1923年 日英同盟
1922年 グレートブリテン及び北アイルランド連合王国へ改称(南アイルランドの分離)
1952年 エリザベス二世女王即位
1973年 拡大EC加盟
1979年5月 サッチャー保守党内閣成立
1990年11月 メージャー保守党内閣成立
1997年5月 ブレア労働党内閣成立
2007年6月 ブラウン労働党内閣成立
2010年5月 キャメロン保守党・自由民主党連立内閣成立
2015年5月 キャメロン保守党内閣成立
2016年7月 メイ保守党内閣成立

政治体制・内政

1 政体

立憲君主制

2 元首

女王エリザベス二世陛下(1952年2月6日即位)

3 議会

上院及び下院の二院制
(ア)構成
下院(庶民院) 議席数:定数650議席 任期:5年(解散あり)
下院の党派別内訳(2019年4月現在)
政党 議席数
保守党 313議席
労働党 246議席
スコットランド国民党(SNP) 35議席
Change UK 11議席
自由民主党 11議席
民主ユニオニスト党(DUP) 10議席
その他(小政党,無所属,議長) 24議席
上院(貴族院) 議席数:定数なし(2019年5月現在782議席)任期:なし(原則終身,聖職者は職にある期間)
(上院は一代貴族(任命制),一部の世襲貴族(世襲貴族内の互選),聖職者(国教会幹部)から構成され,公選制は導入されていない。)
上院の党派別内訳(2019年4月現在)
政党 議席数
保守党 247議席
労働党 185議席
自由民主党 96議席
中立(クロスベンチ) 184議席
その他(小政党,無所属,議長) 44議席
聖職者 26議席
(イ)選挙制度(下院)
小選挙区単純多数代表制,全国650選挙区
有権者:18歳以上の英国民及び英連邦諸国民又はアイルランド共和国民で英国居住者
被選挙権者:有権者と同じ。ただし,居住要件なし。
投票方法:一人一票,秘密投票
前回の総選挙:2017年6月8日,次回総選挙予定:2022年5月5日

4 政府

メイ保守党内閣(2016年7月発足,2017年6月及び2018年1月改造)

(1)首相:
テリーザ・メイ(保守党)
(2)外相:
ジェレミー・ハント(保守党)

5 内政

(1)EU国民投票の実施とメイ政権の発足

 2016年,キャメロン首相(当時)はEUとの間で権限を見直す交渉を行った上で,総選挙での公約でもあった,EU残留・離脱を問う国民投票の6月実施を決定した。キャメロン首相はEUへの残留を訴えるキャンペーンを展開したが,2016年6月23日に実施された国民投票ではEU離脱(約52%)がEU残留(約48%)を上回った。この結果を受け,キャメロン首相は首相(党首)辞任を表明した。これを受けて実施された保守党党首選でメイ内相(当時)が保守党党首となり,2016年7月にメイ政権が発足した。

(2)総選挙,内閣改造

 2017年6月,メイ首相はEU離脱交渉の本格開始を前に下院の繰上げ総選挙を実施。与党保守党は第一党を維持したが,改選前の330議席から317議席へと議席を減らし,単独過半数割れとなった(過半数は326議席)。保守党は民主ユニオニスト党(DUP)の閣外協力を得て第2次メイ内閣を発足させた。

(3)EU離脱協定をめぐる内政状況

 2018年7月,英政府は,EU離脱後の英国とEUとの関係について,物品について英EU間で「自由貿易地域」を設置し,「共通の規則」を維持すること等の交渉方針を決定した。同方針に対し,離脱派のジョンソン外務大臣及びデービスEU離脱担当大臣は,マニフェストのコミットメント(関税同盟・単一市場からの離脱)を実現できない等として辞任した。メイ首相は,ハント外務大臣及びラーブEU離脱担当大臣を後任として任命した。

 2018年11月,英政府はEUとの間で「離脱協定案」及び「将来関係枠組みに関する政治宣言案」に合意。同協定案等には離脱派の反対が強く,ラーブEU離脱担当大臣他が辞任した(後任はバークレーEU離脱担当大臣)。英議会下院における同協定案等承認のための審議は難航し,2019年1月及び3月に行われた採決では,いずれも否決された。このような中,当初3月29日午後11時(英国時間)とされていた離脱期限は,英政府による要請を踏まえ,欧州理事会での2度の決定を経て,2019年10月末まで延期されている。

6 英国王室

 2016年,女王エリザベス二世陛下は歴代君主最高齢となる90歳を迎えられ,各種行事が開催された。また,2017年2月に英王室史上初めてとなる在位65年を迎えられた。

 さらに,同年11月にはエディンバラ公フィリップ王配殿下との御結婚70周年を迎えられた。

外交・安全保障

1 概要

 メイ首相は,英国はEUを離脱する決断をしたが引き続き欧州の一員であり,世界からの後退を決断したわけではなく,国際社会に引き続き積極的に貢献していくとして,「グローバルな英国」を掲げている。

2 国防予算等

  • (1)国防予算(2018年) 約561億ドル(ミリタリー・バランス2019)
(2)兵役
志願制
(3)兵力
陸軍約8.4万人,海軍約3.2万人,空軍約3.3万人,陸海空予備役約8万人(ミリタリー・バランス2019)

経済

1 主要産業

自動車,航空機,電気機器,エレクトロニクス,化学,石油,ガス,金融

2 主要貿易品目

(1)輸出
自動車,医薬品及び医療用品,発動機,原油,航空機等
(2)輸入
自動車,医療用品及び医薬品,精製油,発動機,衣類等

主要貿易相手国:ドイツ,米国,オランダ,中国,フランス
なお,英国の貿易総額に占める物品の割合は64.7%であるのに対し,サービスの占める割合は35.3%。

3 通貨

スターリング・ポンド

4 為替レート

1ポンド=約145.0円(2019年4月18日付)

5 経済概要

  • (1)英国経済は,内需の下支え,ポンド安を背景とした輸出の増加によりEU離脱決定後も経済成長が継続していたが,2018年は過去6年間で最も低水準の1.4%。イングランド銀行は2019年の実質成長率を0.5%下方修正し,1.2%と予測している。
  • (2)英国政府は,2010年以降財政健全化の方針を維持しており,保守党政権下では「2019年度の財政収支の黒字化」,「純債務残高対GDP比の毎年度減少」を目標としていた。2016年6月のEU国民投票結果を受け,2016年11月に公表された秋季財政演説において,「2019年度の財政収支の黒字化」から,「2020年度までに構造的財政赤字を対GDP比2%以内に削減」へと財政健全化目標を変更した。また,補完的目標として,「2020年度に純債務残高対GDP比を低下」させ,「2021年度の福祉支出を,この秋季財政演説で予め定められた上限とマージン以内に抑える」という目標を設定した。
  • (3)金融政策では,2013年7月に就任したカナダ出身のカーニーイングランド銀行総裁の下,失業率が7.0%を上回る間は現在の政策金利(0.5%)及び量的緩和の規模(3,750億ポンド)を維持するという指針を2013年8月に明示(フォワードガイダンス)。2014年4月に失業率が7.0%を下回ったのを受け,2014年5月からは失業率を含めた複数の指標から総合的に金利引上げ時期を判断する段階に移行した。
     しかし,英国のEU離脱決定に伴う英国経済の見通し悪化を受けて,2016年8月に,政策金利の0.25%への引下げ,資産買入プログラムの4,350億ポンドへの増額,ターム資金供給策(TFS)の導入,社債買入スキーム(100億ポンド)の導入からなる一連の金融緩和策の実施を決定した。
     その後,EU離脱決定に伴う為替減価の影響により,物価上昇率が目標物価上昇率の2%を上回って推移していることを踏まえ,2017年11月,政策金利を0.5%に引き上げた。2018年8月には更に0.75%に引き上げられた。
  • (4)政府は,緊縮財政を進める一方で,成長には投資と輸出の促進が必要との認識の下,法人税の引下げ,経済インフラへの公共投資(クリーン・エネルギー,交通等)を進め,経済特区の新設・拡大や各種優遇策により欧州一のビジネス環境整備を目指すとしている。併せて,中小企業による輸出,新興国向け輸出の強化を目指し,重要産業(医療・ライフサイエンス,自動車等)への集中的な支援策を実施している。
(出典:英国統計局)
<各種指標> 単位 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
GDP(実質) 10億ポンド 1,716 1,745 1,774 1,800 1,836 1,890 1,935 1,970 2,005 2,033
GDP(名目) 10億ポンド 1,537 1,587 1,645 1,694 1,761 1,844 1,896 1,970 2,050 2,118
一人当りGDP ポンド 24,690 25,294 25,986 26,598 27,476 28,551 29,117 30,001 31,036 31,862
経済成長率(実質) -4.2 1.7 1.6 1.4 2.0 2.9 2.3 1.8 1.8 1.4
消費者物価上昇率 2.2 3.3 4.5 2.8 2.6 1.5 - 0.7 2.7 2.5
失業率 7.6 7.9 8.1 8.0 7.6 6.2 5.4 4.9 4.4 4.1
輸出額 10億ポンド 446 471 501 508 516 528 551 557 588 589
輸入額 10億ポンド 450 486 489 504 520 539 569 588 608 613
財政収支 年,GDP比% -0.8 0.1 0.4 -1.1 -2.1 -2.1 -2.3 -2.5 -1.2 -1.3
(単位:10億ポンド)(出典:英国統計局 2018年数値)
  輸出 輸入 収支
英国のEU28域内貿易 171 (100%) 266 (100%) -95
(内訳)
主な相手国
ドイツ 36 (21%) 68 (26%) -32
オランダ 26 (15%) 42 (16%) -16
フランス 24 (14%) 28 (11%) -4
アイルランド 22 (13%) 14 (5%) 8
英国のEU27域外貿易 179 (100%) 223 (100%) -44
(内訳)
主な相手国
米国 55 (31%) 42 (19%) 13
中国 19 (10%) 44 (20%) -25
スイス 8 (4%) 7 (3%) 1
インド 6 (3%) 8 (3%) -2

二国間関係

1 政治関係

(1)日英関係の幕開け

 日英両国は,1600年に英国人航海士ウィリアム・アダムス(三浦按針)が,豊後(現在の大分県)にオランダ船で漂着して以来,400年以上にわたる交流の歴史を有する。1858年の日英修好通商条約締結により外交関係を開設し,1902年には日英同盟が結ばれた(1923年失効)。第二次世界大戦前後の一時期を除き,両国は良好な二国間関係を維持している。2018年には,外交関係開設160周年を迎えた。

(2)基本的な価値を日本と共有するパートナーとしての英国

 日英両国は,自由,民主主義,人権,法の支配といった基本的価値を共有するグローバルな戦略的パートナーであり,政治,安全保障・防衛,経済,文化,科学技術,教育等,様々なレベル・分野において緊密な協力関係を有している。2017年4月28日の安倍総理訪英に続き,2017年8月にはメイ首相が公賓として初訪日し,ア 安全保障,イ 経済パートナーシップ,ウ 世界の繁栄・成長を柱に,日英協力を更なる高みに引き上げるための戦略的協力の方向性を確認した。首脳会談に際し,両首脳は「日英共同ビジョン声明」,「安全保障協力に関する日英共同宣言」,「繁栄協力に関する日英共同宣言」及び「北朝鮮に関する共同声明」を発出した。また,2019年1月には,安倍総理が英国を訪問し,メイ首相との間で今後10年の課題と機会を見据えた「日英首脳共同声明」を発出し,ルールに基づく国際秩序を維持し,グローバル・地域的な安全保障及び自由貿易を推進するため,最も親密な友人でありパートナーとして,日英関係が次の段階に引き上げられたことを確認した。

(3)皇室・王室関係

 2012年5月,女王エリザベス二世陛下からの御招請を受け,天皇皇后両陛下(当時)は女王陛下御即位60周年記念行事に御出席になるため英国を御訪問された。また,2015年2月から3月にかけて,ケンブリッジ公爵殿下(ウィリアム王子)が日本を訪問された。

(4)英国のEU離脱

 2016年6月の国民投票で離脱派が多数を占める結果となったことを受け,安倍総理はメイ首相との累次の首脳会談の中で,日本は強い欧州を支持する,強い欧州は世界に平和と繁栄をもたらす,英国のEU離脱後も欧州の強い結束が維持されることを期待する旨伝えてきた。また,円滑な企業活動の維持のための引き続きの配慮を要請してきている。2016年9月2日には,日本政府は経済界や日本企業の声も踏まえつつ,英EU交渉に向けた協力の申し出として「英国及びEUへの日本からのメッセージ」を発出した。2019年1月の総理訪英に際しては,安倍総理は「合意なき離脱」は是非回避してほしい,移行期間を設け,英国に進出している企業の法的安定性を確保しようとする取組を日本は全面的に支持する旨述べた。

(5)安全保障・防衛協力

 英国は, 2015年11月に発表された「国家安全保障戦略(NSS)及び戦略防衛・安全保障見直し(SDSR)」の中で,日本を「アジアにおける最も緊密な安全保障上のパートナー」と位置づけており,日英両国は安全保障・防衛協力を着実に強化している。閣僚レベルの対話の枠組みとしては,2015年から日英外務・防衛閣僚会合(「2+2」)を開催してきており,ロンドンでの第1回会合に続き,2016年1月には第二回会合を東京で, 2017年12月には第三回会合をロンドンで開催した。
 安全保障・防衛協力関連の国際約束としては,2013年7月に防衛装備品・技術移転協定及び情報保護協定が署名され,日英間のより緊密な防衛装備・技術協力のための法的枠組みが整備された。また,2017年1月には,日英物品役務相互提供協定(ACSA)に署名,8月に発効した。
 さらに,2017年8月のメイ首相訪日以降,共同訓練や英艦船の日本寄港等,具体的な防衛協力も進展している。2016年の英国空軍「タイフーン」戦闘機部隊の訪日及び国内での初の航空自衛隊との共同訓練に続き,2018年以降,英海軍フリゲート艦「サザーランド」(2018年4月),揚陸艦「アルビオン」(2018年6月),フリゲート艦「アーガイル」(2018年12月),フリゲート艦「モントローズ」(2019年3月)が寄港し,海上自衛隊との共同訓練や北朝鮮による海上での不正取引を監視する国際的な努力への貢献を行った。また,2018年10月には,北富士演習場等において日英陸軍種共同訓練も行われた。

2 経済関係

(1)日本の対英国貿易

 日本にとって,英国は,EU加盟国中,ドイツに次ぐ輸出先,ドイツ,フランス,イタリアに次ぐ輸入元であり,日本の輸出超過が続いている。英国にとって,日本はEU域外では米国,中国,スイス等に次ぐ第5位の輸出先,中国,米国,ノルウェーに次ぐ第4位の輸入元である。

(ア)貿易額
(単位:10億円)(出典:財務省貿易統計)
対英輸出 対英輸入 収支
2005年 1,664 (2.7) 740 (2.7) 923
2006年 1,770 (6.4) 781 (5.5) 989
2007年 1,917 (8.3) 887 (13.6) 1,031
2008年 1,707 (-11.0) 774 (-12.7) 933
2009年 1,102 (-35.4) 531 (-31.3) 571
2010年 1,241 (12.6) 557 (5.4) 681
2011年 1,304 (5.1) 579 (3.4) 723
2012年 1,064 (-18.4) 582 (0.0) 482
2013年 1,084 (1.8) 641 (10.0) 443
2014年 1,184 (9.2) 675 (5.3) 509
2015年 1,300 (9.8) 788 (16.7) 512
2016年 1,483 (14.8) 708 (-10.2) 775
2017年 1,539 (3.8) 793 (12.0) 746
2018年 1,534 (-0.4) 909 (14.6) 625
(イ)主要品目
輸出: 自動車,原動機,自動車部品等
輸入: 医薬品,自動車,原動機等
(単位:億円)(出典:財務省貿易統計 2018年数値)
輸出(日本→英国) 輸入(英国→日本)
品目 金額 シェア 品目 金額 シェア
自動車 2,534 17% 自動車 1,590 17%
原動機 1,245 8% 医薬品 1,541 17%
自動車部品 774 5% 原動機 1,429 16%

(2)日英投資関係

 18年中の対英投資(フロー)は1兆9,926億円となった。対外投資相手国別に見て,米国に次いで第2位の投資先である(別個に計上されているケイマン諸島,英領バージン諸島及びバミューダ諸島を加えると米国の2倍程度の規模となる。)。日本から英国への新規直接投資(プロジェクト件数)は116件と,米,独,中(香港を含む),印に次いで第5位。

 最近の主な社会インフラ整備にかかわる大規模事業は航空機リース,都市間高速鉄道,送電資産の集約など。

(ア)フロー
(単位:10億円)(出典:日銀「国際収支統計」)
日本の対英直接投資額 英の対日直接投資額
2014年 782 127
2015年 1,987 102
2016年 4,506 -141
2017年 2,894 42
2018年 1,993 118
(イ)進出企業数
 英国に進出している日本企業数は約1,000社で,ドイツに次いで欧州第2位(平成30年海外在留邦人数調査統計)。
 英国における日系企業による雇用者数は約15万人以上。EU全体の約3割を占め,欧州で第1位(経済産業省第47回海外事業活動基本調査)。
(ウ)ストック(2016年末)
  • 日本→英国 17兆0,197億円
     日本の対外直接投資残高に占める英の割合は10%(EU諸国では第1位)。
  • 英国→日本 1兆5,464億円
     対日直接投資残高に占める英の割合は7%(EU諸国ではフランス,オランダに次いで第3位)。

(出典:日銀「国際収支統計」)

3 文化・知的交流

  • (1)2018年6月,日本の魅力を発信する新しい拠点として,ジャパン・ハウス ロンドンが市内ケンジントン・ハイストリートに開館。ケンブリッジ公爵殿下(ウィリアム王子)の御臨席を得て,同年9月にグランドオープニングが行われた。(日本からは麻生副総理が出席。)来場者数は2019年4月現在で40万人を突破。
  • (2)1987年に始まったJETプログラム(1978年に開始された「英国人英語指導教員招致事業(BETS)」を米国との類似事業と統合したもの)に現在までに参加した英国青年は,約1万名を超える。2018年度の新規参加者は242名。
  • (3)2001年4月,日英両国の青年がアルバイトをしながら相手国に1年間滞在するワーキング・ホリデー制度が発足し,2008年末より,英国側はYouth Mobility Schemeと名前を変え,2年間の滞在が認められている。また,2003年5月,英国人に対するボランティア査証発給が開始された。
  • (4)日英のオピニオン・リーダーが二国間関係,共通の諸課題等に関し幅広く議論する場として,1984年の両国首脳間の合意に基づき,「日英21世紀委員会」が1985年より毎年日英で交互に開催されている。2018年(第35回)の21世紀委員会合同会議は,8月31日から9月2日まで神奈川県鎌倉市で開催され,日本,英国両国の政治・経済の現状のほか,新しい国際貿易体制における日英の役割,国際秩序変動の時代の日英安全保障問題の課題,グローバル・ヘルスの将来と協力等について議論した。
  • (5)在英国日本国大使館では,年間を通じて,大使館主催行事・展示を実施している。近年では,大英博物館など,英国の主要な文化機関等と協力・連携しながら,伝統文化・芸能のみならず,ポップ・カルチャーや和食等多様な文化事業を実施している。また,毎年9月にロンドン中心部において,英国最大の日本関連イベントである「ジャパン祭り」が開催されており,約7万人の来場がある。
  • (6)2017年8月日英首脳が発出した「繁栄協力に関する日英共同宣言」において,2019年ラグビーワールドカップと2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会を橋渡しする形で,2019年から2020年にかけての期間を「日英文化季間」とし,日英両国において幅広い交流・協力行事を精力的に実施していくこととされている。
  • (7)自治体,民間の交流も非常に盛んである。また,日英間の大学交流の促進,2020年東京五輪や2019年ラグビーワールドカップに向けた日英協力,国際交流基金と連携した日本語教育のプロモーション等も積極的に行われている。

4 在留邦人数

62,887名(2017年10月)

5 在日英国人数

17,041名(2018年6月)(在留外国人数 出典:法務省入国管理局)

6 訪日英国人数

333,979名(2018年推計値)(出典:日本政府観光局(JNTO))

7 訪英日本人数

246,857名(2017年)(出典:英観光局)

8 要人往来(関連記事はこちら

(1)往(2005年以降)
年月 要人名
2005年 伊藤金融担当大臣(1月),竹中経済財政政策担当大臣(1月),河野衆議院議長(1月中),島村農林水産大臣(1月),麻生総務大臣(1月),谷垣財務大臣(2月,6月),町村外務大臣(7月),高円宮妃殿下(11月),中川農林水産大臣(11月),谷垣財務大臣(12月)
2006年 小坂文部科学大臣(1月),額賀防衛庁長官(1月),中馬内閣府特命担当大臣(1月),松田内閣府科学技術政策担当大臣(1月),中川農林水産大臣(3月),二階経済産業大臣(3月)
2007年 安倍総理大臣(1月),尾身財務大臣(1月),山本特命担当大臣(金融・再チャレンジ担当)(1月),菅総務大臣(4月),天皇皇后両陛下(5月)
2008年 福田総理大臣(6月),増田総務大臣(7月),二階堂経済産業大臣(12月)
2009年 与謝野財務大臣(3月,4月),麻生総理大臣(4月),甘利改革担当特命大臣
2010年 武正外務副大臣(1月),福山外務副大臣(1月),平岡内閣府副大臣(7月),市村国土交通大臣政務官(11月)
2011年 平岡総務副大臣(1月),伴野外務副大臣(1月),松本外務大臣(5月),伴野外務副大臣(6月),細野総理大臣補佐官(6月),自見郵政改革担当兼内閣府特命担当大臣(金融)(10月),山根外務副大臣(11月)
2012年 山根外務副大臣(2月),牧野経済産業副大臣(4月),川端総務大臣(5月),天皇皇后両陛下(5月),吉田国土交通副大臣(5月),三谷財務大臣政務官(5月),藤田財務副大臣(6月),平野文部科学大臣(7月),奥村文部科学副大臣(7月,9月),五十嵐財務副大臣(8月),城井文部科学大臣政務官(8月),松野法務大臣政務官(8月),中塚内閣府副大臣(9月),玄葉外務大臣(10月)
2013年 岸田外務大臣(G8外相会合)(4月),森元総理大臣(4月),下村文部科学大臣(5月),麻生副総理・財務大臣(G7財務相会合)(5月),安倍総理(G8サミット)(6月),伊吹衆議院議長(G8下院議長会議)(9月)
2014年 安倍総理大臣(4~5月),甘利経済再生担当大臣(5月),新藤総務大臣(7月),山本科学技術政策担当大臣(7月),稲田クールジャパン担当・行政改革担当大臣(7月),谷垣法務大臣(7月)
2015年 岸田外務大臣,中谷防衛大臣(1月),林農林水産大臣(5月),高木経済産業副大臣(8月),薗浦外務大臣政務官(9月),森元総理(9月),遠藤オリンピック・パラリンピック大臣(10月),馳文部科学大臣(12月),木原外務副大臣(12月)
2016年 武藤外務副大臣(2月),安倍総理大臣(5月),塩崎厚生労働大臣(6月),麻生副総理・財務大臣(7月),義家文部科学副大臣(7月)
2017年 丸川オリンピック・パラリンピック大臣(1月),安倍総理大臣(4月),薗浦外務副大臣(4月),武井外務大臣政務官(5月),滝沢外務大臣政務官(7月),水落文部科学副大臣(7月),越智内閣府副大臣(9月),河野外務大臣,小野寺防衛大臣(12月)
2018年 堀井巌外務大臣政務官(2月,9月),鈴木オリンピック・パラリンピック大臣(5月),松山内閣府特命担当大臣(5月),上川法務大臣(5月),梶山内閣府特命担当大臣(7月),中根外務副大臣(7月),吉野復興大臣(9月),長坂復興大臣政務官(9月),新妻文部科学大臣政務官(9月),山本防衛副大臣(9月),麻生副総理・財務大臣(9月),阿部外務副大臣(10月),石川経済産業大臣政務官(11月)
2019年 櫻田オリンピック・パラリンピック大臣(1月),安倍総理大臣(1月),鈴木外務大臣政務官(3月)
(2)来(2005年以降)
年月 要人名
2005年 ストロー外相(1月),ヨーク公(4月)
2006年 ジョンソン貿易産業相(3月),プレスコット副首相(10月)
2007年 フィリップス卿 イングランド及びウェールズ首席裁判官(最高裁賓客)(3月),ハットン雇用年金相(4月),ベケット外相(5月),ヨーク公(5月),ハットン・ビジネス・企業・規制改革相(11月)
2008年 ブレア前首相(3月,6月),ミリバンド外相(6月),ブラウン首相(7月),マーティン下院議長(9月),チャールズ皇太子殿下及びコーンウォール公爵夫人(公賓)(10月)
2009年 ジョンソン保健相(2月),ラメル外務・英連邦省閣外相(3月),マンデルソン首席相兼ビジネス・イノベーション・技能相(10月),デイビーズ国防省閣外相(装備担当)(10月)
2010年 へーグ外相(7月),ブラウン外務閣外相(9月),スペルマン環境・食糧・農村地域相(10月)
2011年 ハウエル外務閣外相(2月),ラフ国防政務次官(4月),ケーブル・ビジネス・イノベーション・技能相(6月),ブラウン外務閣外相(7月),ハント文化・オリンピック・メディア・スポーツ相(8~9月),ハモンド運輸相(9月),グリーン投資・貿易担当閣外相(10月),ハモンド国防相(10月),ミッチェル国際開発相(12月)
2012年 オズボーン財務相(1月,10月),キャメロン首相(4月)(ハント文化・オリンピック・メディア・スポーツ相,グリーン貿易・投資担当閣外相,ウィレッツ大学・科学担当閣外相,同行),ミッチェル国際開発相(7月),ダンカン国際開発閣外相(7月),グリーニング国際開発相(10月),ハウエル外相顧問(11月)
2013年 スワイア外務閣外相(1月),バーンズ運輸閣外相(2月),ハウエル外相顧問(2月),キング・イングランド銀行総裁(2月),ハント保健相(3月),デイビー・エネルギー・気候変動相(5月),ブラウン内務閣外相(7月),へーグ外相(第2回日英外相戦略対話)(10月),ロビンソン北アイルランド自治政府首席大臣,マクギネス同副首席大臣(12月)
2014年 ロバートソン外務閣外相(6月),デ=スーザ上院議長(9~10月),ハンコック・ビジネス・企業・エネルギー閣外相(10月),リビングストン貿易投資担当閣外相(10月)
2015年 ケンブリッジ公爵殿下(2~3月),バーコウ下院議長(8月),ジョーンズ・ウェールズ首席大臣(9月)
2016年 ハモンド外相,ファロン国防相(1月),ハモンド外相,ユースティス環境・食糧・農村閣外相(4月),ベイジー文化・メディア・スポーツ閣外相(4月),レッドサム・エネルギー・気候変動閣外相(5月),モーガン教育相兼女性・平等担当相,ジョンソン教育閣外相,オズボーン財務相,キャメロン首相(5月),クラーク・ビジネス・エネルギー・産業戦略相(7月),バーコウ下院議長,ブラックウッド保健政務次官,グレイリング運輸相,シャーマ外務政務次官(9月),プライス卿国際貿易閣外相,クラーク・ビジネス・エネルギー・産業戦略相(10月),ハント保健相,ハモンド財務相,クラーク・ビジネス・エネルギー・産業戦略相(12月)
2017年 フォックス国際貿易相(5月),ジョンソン外相(7月),メイ首相(8月)
2018年 フィールド外務閣外相(4月),フォックス国際貿易相(8月),ハント外相(9月),クラーク・ビジネス・エネルギー・産業戦略相(11月)
2019年 ハント外相(4月)

9 二国間条約・取極

 通商居住航海条約,航空協定,文化協定,原子力平和利用協力協定,領事条約,租税条約,査証免除取極,科学技術協力協定,社会保障協定,防衛装備品等の共同開発等に係る枠組み協定,情報保護協定

10 外交使節等

日本側

  • 在英大使館(鶴岡公二特命全権大使)
  • 在エディンバラ総領事館(髙岡望総領事)
  • 在カーディフ名誉領事(キース・メルヴィル・ダン名誉領事)
  • 在マンチェスター名誉領事(ジョー・アーメド名誉領事)

英側

  • 在日英国大使館(ポール・マデン駐日大使)
  • 在大阪総領事館(パトリック・バニスター総領事)
  • 在北九州名誉領事館(ローレンス・ダラン・チヴァス名誉領事)

11 日英交流関係機関(2018年7月時点)

(1)在日団体

  • 日英友好議員連盟(会長 麻生太郎副総理兼財務大臣)
  • 日英協会(会長 ポール・マデン駐日大使)
  • 在日英国商業会議所(会頭 ローリー・ヘンダーソン)

(2)在英団体

  • 英日議員連盟(会長 ロジャー・ゴッシフ下院議員)
  • 日本協会(名誉総裁 グロスター公爵リチャード王子殿下,会長 鶴岡公二特命全権大使)
  • 日本クラブ(会長 久保田圭二欧州日本郵船会社副社長)
  • 在英国日本商工会議所(会頭 狩野功欧州三菱商事社長)
  • 英国日本人会(会長 佐野圭作)

(3)その他

  • 日英21世紀委員会
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